「子供のピアノの習い事は無駄?」という声や「ピアノを習わす事に意味ない」という声も聞こえてきますが、実際にピアノは習い事として無駄なのでしょうか。
それでも習い事としては人気の高いピアノですが、ピアノの習い事を検討している方にすれば、実際のところ無駄なのかどうかは知っておきたいですよね。

ピアノを習うにはハードルが高いという声があるのも事実です。
ピアノを習い事として検討している方のために、ピアノを習う事で意味があった点や意味がなかった点などの体験談をもとにお伝えします!
- ピアノの習い事が無駄と思われる理由
- ピアノの習い事が無駄ではないと思われる理由
- ピアノの習い事は意味がないと思った理由
- ピアノの習い事は意味があると思った理由
- ピアノの習い事を子どもが無駄だったと思わないための工夫
ピアノを習い事として選ぶとしたら、ピアノの購入も検討する必要もあり、決して安くはない買い物、そして購入した時のスペースの問題もあるので、習ってから後悔するという事は避けたいですね!
ということで、今回はピアノの習い事が無駄なのかどうか、双方の体験談を紹介していきます!
そして、ピアノの習い事が無駄だったとならないための取り組み方の工夫についてもお伝えしていきます!
どうぞ最後までご覧ください!
子供のピアノの習い事は無駄で意味ないって本当?【アンケート結果】


子供のピアノの習い事は本当に無駄なのか、意味ないかのかどうかを知るためには実際に習ったことがある方の声を聞いてみるのが一番ですね!
今回はクラウドワークスで実際にピアノを習ったことがある方、もしくは子供にピアノを習わせたことがある方100人を対象にアンケートを実施しました!
その結果は、「とても意味があった」「まあまあ意味があった」を合わせると全体の82%の方が意味があったと回答しています!
逆に「あまり意味がなかった」「まったく意味がなかった」と答えた方は全体の18%の方にとどまりました。



ピアノは子供の習い事としては意味があったと思っている方が多いですね!
ピアノの習い事は意味ないという実際の声


ピアノの習い事ですが「あまり意味がなかった」と答えてくれた方の実際の声を大まかに分けてグラフにしてみました。
それでは実際の意見を見てみましょう。
ピアノの習い事は意味があった実際の声


ピアノの習い事が「意味があった」という声はたくさんありましたが、その中でも上位を占めていたのをグラフにしてみました。
リズム感や音感が良くなったと答えている方がとても多かったですよ!
音楽の授業や成績に関しても答えてくれている方が多かったです。
学校行事でもピアノを弾く機会があったという声もたくさんありました!



上位の声をピックアップしてみました!
ここから先は理由なども含めて、詳しくお伝えしていきます!
体験談も合間にお伝えしながらピアノの習い事をより深く知っていきましょう!
ピアノの習い事が無駄と思われた理由


ピアノの習い事が無駄だと思われる理由にはどんな理由があると思いますか?
ピアノをすらすらと弾く姿に憧れを抱いて習いたいと思った一方で、実際に習ってみて無駄だったと判断してしまった方はどのような理由からそう感じたのでしょうか。!
実際の声を見ていきましょう!
先ほどのアンケートで「あまり意味がなかった」「まったく意味がなかった」と答えた18%の方が無駄だったと判断した主な理由はこちらです!
- 勉強や将来の役に立たない
- 練習する時間がもったいない
- なかなか上達しない
- 継続しないと意味がない
- 演奏する機会がないので意味がない



無駄だと思う理由はこのような理由があげられています。
一つずつ確認していきましょう!
ピアノの習い事が無駄な理由:①勉強や将来の役に立たない
ピアノの習い事が無駄だと思われる最初の理由は勉強や将来の役に立たないからという点です
ピアノを習う目的は家庭によってさまざまですが、プロのピアニストを目指すというよりは、「ピアノをすらすらと弾けたら素敵」とか「趣味として学んでみようかな」といった意識で始める方が多いのではないでしょうか。
そうして習い始めると、学校の宿題や勉強と並行して練習する日々が続きます。
しかし、子ども自身ではなく、親の視点から「プロのピアニストを目指すほどの才能があるわけではないから、やめさせようかな」と気持ちが変化することが多いようです。
「勉強に力を入れて取り組んだほうが、子どもの将来の役に立つはず」という考えから、ピアノをやめさせて学習塾などに通わせるケースもあります。
学年が上がるにつれて、ピアノの優先順位が徐々に下がっていく傾向があるのも、この習い事の特徴と言えるでしょう。
部活動や委員会活動、そして中学受験など、将来のことを考えて時間の使い方を選ばなければならない場面では、親が将来を見据えて判断し、それを子どもにも納得してもらえるように説得していきます。
そして最終的にはピアノに関わらなくなり、結果として「習い事として無駄だった」と感じてしまうケースが多いのです。
ピアノの習い事が無駄な理由:②練習する時間がもったいない
ピアノの習い事が無駄だったと感じる次の理由は、「練習する時間がもったいないから」です。
ピアノは、毎日数十分でも練習することが求められる習い事であるため、「練習は必ずやる」という前提のもと、親もサポートしなければなりません。
小学低学年までは、練習の時間を確保できていたものの、学年が上がるにつれて、他の習い事との掛け持ちや宿題、部活動などで忙しくなる子どもが多くなります。
子供自身も疲れたり練習を嫌がる事も増えてきて、親も送迎する事でのストレスや練習時間を確保することなどに疲れて結果的にやめてしまうケースが見られます。
また、遊びを優先したくなる年頃でもあるため、「ピアノの練習をするくらいなら遊びたい」という意思をはっきりと示し、親子間で揉めてしまう原因にもつながります。
次のステップが決まり、前向きな気持ちで習い事を終える場合とは異なり、「練習する時間がもったいない」という理由でやめてしまった場合には、ピアノの習い事が無駄だったと後悔するケースが多いようです。



子供が音楽関係の道を歩みたい、もしくはその才能があるのであれば良いのですが、そうでなければ練習するようにサポートするのは、こちらが疲れてしまいそうです…



そうですよね。練習をするように促して、子供と毎回言い争いになるのはこちらもストレスがたまりますね。
遊んだ後に必ず練習するのなら遊んでもいいよと言って、約束をして遊ばせるという方法が、一番無難ではないでしょうか
ピアノの習い事が無駄な理由:③なかなか上達しない
ピアノの習い事が無駄だったと感じる最後の理由ですがなかなか上達しないが原因で無駄だったと感じる方もいます。
無駄だったと感じているということは、すでにピアノの習い事をやめた方々の声であり、練習してもなかなか上達せず、嫌気がさしてやめてしまったというケースが非常に多く見られます。
なぜ上達しないのかを考えたとき、以下のような理由が挙げられます。
- ピアノの練習時間が短い
- 先生から指摘された事を理解できないまま練習している
- 先生との相性が良くない
- 自分の意思ではなく親の意思でピアノを習っている
これらのことが原因でなかなか上達しないと感じてしまい、もうこれ以上習っても見込みが薄いと判断してやめてしまうケースもあります。
上達しない原因に気づかないままのケースも多く、なかにはピアノ教室を変えたことで先生との相性が良くなり、自分の苦手な部分を克服できたという声も上がっています。
しかしながら、上達しない原因を探ることなくやめてしまう方も多く、「ピアノの習い事の時間は無駄だったな」と感じてしまうケースが少なくありません。
ピアノの習い事が無駄な理由:④継続しないと意味がない
ピアノの習い事が無駄だったと答えた方はほとんどの方が途中で辞めてしまった方です!
長い年月にわたって継続して習い続け、ある程度ピアノが弾けるようになった方は、辞めた後もピアノを弾くことができます。
一方で、習い始めて数年で辞めてしまったり、幼少期のうちに習うことをやめてしまった場合は、その後まったく弾けなくなってしまったり、楽譜も読めないままだったという方も見受けられます。
そういう方は、ピアノを習ったけど無駄だったと感じてしまう方が多いですね!



私自身も幼少期習っていたのですが、引っ越しのタイミングで数年で辞めてしまったら、今では全く弾けないどころか、譜読みすらできません!
きちんと技術を習得するまで、もう少し続けておくべきだったと後悔しています。



やはり、せっかく習うのであれば、ある程度弾けるようになるまでは継続させたいものですね。



そうなんです!
うちの主人は小学校6年生まではピアノを習い続けてから辞めたので、今でもピアノが弾けます!
しかも幼少期から習っていたため、絶対音感があり、耳で聴いただけで好きな曲を耳コピで弾けてしまうというスキルがあります。
疲れたときには、好きな曲をピアノで弾いて癒されているんですよ。 まったく弾けない私からすると、ただただ羨ましい限りです。
このように、ピアノはどの時点まで継続したかが「無駄だった」と感じるか「意味があった」と感じるかに大きく関係していますね!
せっかく習うのであれば、ある程度の期間は継続する必要があります!
ピアノの習い事が無駄ではないと思われる理由


ピアノの習い事が無駄ではなかったと思われる理由についても挙げていきます。
ピアノの習い事は、諸事情でやめてしまったものの、それでも習っていたことでさまざまなことを学ぶことができ、自分の役に立ったという声も多く寄せられています。



「ピアノを習っていて良かった」という意見もたくさんあります。 「無駄ではなかった」と感じている方々の声も、ぜひご紹介していきましょう。
- ピアノの練習を通して集中力がつく
- ピアノを弾くことで脳トレになり賢くなる
- 趣味や特技にピアノとして記載する事が可能
- 音楽の基礎知識の習得



こちらが無駄ではなかった理由となります!
とても良い理由ばかりであると思いますが、一つずつ確認してみましょう!
ピアノの習い事が無駄ではない:①ピアノの練習を通して集中力がつく


ピアノの習い事が無駄ではなかったと思う理由の一つが、ピアノの練習を通して集中力が身につくことが挙げられます。
ピアノの練習は、毎日継続して行うことが大切です。
なかには、ただ何となく練習している子どももいますが、「次の練習曲に早く進みたい」といった明確な目標があると、自然と集中して練習に取り組むようになります。
集中して練習している最中に、親が「そろそろ終わりにしよう」と声をかけても、子どもが練習をやめたがらないという場面もあるほどです。
この集中力が身についていると実感するのは、ある程度成長してから、「じつはピアノの練習のおかげだったんだ」と気づく瞬間があるという声も聞かれます。
ピアノは椅子に座って練習しますが、同じ姿勢でじっくりと取り組むこと自体が、すでに集中力を養っている証と言えるのではないでしょうか。
美しく、間違いなく弾くためには、指先の動きや音の響きにまで神経を研ぎ澄ませながら練習する必要があります。
ピアノ発表会の場では、自分の演奏に集中するのはもちろんですが、出番が来るまでの間も緊張感の中で集中力を高めて待つケースが多く見られます。
そのため、習い事としてピアノを選んで「無駄ではなかった」と感じる方がたくさんいます。
ピアノの習い事が無駄ではない:②ピアノを弾くことで脳トレになり賢くなる
ピアノの習い事が無駄ではなかったと思う理由として次に取り上げるのは、ピアノを弾くことで脳トレになり賢くなるという点です。
「音楽に小さい頃から触れさせると良い」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
教育的な観点から見ても、ピアノは習い事として無駄ではないと考え、子どもに習わせたというケースが数多くあります。
ピアノを子どもの頃に習うことで、以下のような影響があると言われています。
- ピアノは全ての脳を使うと言われている事から脳機能を育てる事ができる
- ピアノが脳に与える影響として人間性知能が上がると言われている
- 絶対ではないですが認知症にならない確率が高い
ピアノの練習は、楽しいことばかりではありません。
しかし、このように脳トレにもつながるということが分かると、「無駄ではなかった」と感じる方も多いのではないでしょうか。
ピアノの習い事が無駄ではない:③趣味や特技にピアノとして記載する事が可能
ピアノの習い事が無駄ではなかった理由として、趣味や特技にピアノとして記載する事が可能だからとと答える方も多くいます。
自己紹介をする場面は、人生の中で何度も訪れます。
その際、趣味や特技の欄に「ピアノ」と記載したり、口頭で伝えたりできるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
もちろん、すべての人に当てはまるわけではありませんが、何年経っても、大好きだった曲やたくさん練習した曲は演奏できるという方が多くいます。
ふとした瞬間にピアノを弾ける人は意外と多く、趣味や特技を聞かれたときに迷わず「ピアノです」と答えられるのは、ピアノが無駄な習い事ではなかったことを証明する理由の一つと言えるのではないでしょうか。
ピアノの習い事が無駄ではない:④音楽の基礎知識の習得
ピアノの習い事が無駄ではなかったと親が子供に対して思う事の最大の理由が音楽の基礎知識の習得です。
小学校や中学校では、音楽のテストがある学校も多いですよね。
まず、楽譜が読めなければ高得点を取るのは難しくなります。
しかし、ピアノを習い事として選んでいる時点で、楽譜は読めて当然というレベルに達していることが多く、音楽の授業でも有利に進められるのは大きなメリットです。
ピアノ教室では、発表会や練習の過程で音楽家の名前を学ぶ機会も多く、それが学校の音楽のテストで役立ち、高得点を取る子どもも少なくありません。
家族は子どものピアノの腕前については当然知っていると思いますが、それが学校の音楽の授業やテストにどれほど影響を与えているかについては、実際のところ、あまり意識していない方も多いのではないでしょうか。
初めての音楽のテストの点数や成績表の数字を見て、ピアノの習い事が無駄ではなかったと実感し、喜ぶケースも多く見られます。



ピアノを習っている子供は音感も良い子が多いですよね。
今思い返すと、学校で音楽のテストがあるとき、ピアノを習っていた子たちは余裕そうにしていたのを覚えています。



音楽記号の一覧なども、わざわざ暗記しなくてもすでに知っているため、「勉強しなくても大丈夫」と言っていた子が多かったように思います。
子ども自身はもちろんですが、親も「ピアノは無駄な習い事ではなかった」と実感できる理由として、こうした経験は非常に妥当だと言えますよね。
ピアノの習い事は意味ないと思った理由


ピアノの習い事は意味ないと思った声を聞いておくことで、実際に子どもに習わせる際のシミュレーションにも役立ちます。
そこで今回は、そうした意見を取り上げていきます。



ピアノの習い事は意味ないと感じた声を始める前に知っておくことは、習わせるかどうかを判断する材料にもなります。
- 練習しても上手くできなくてイライラする
- 演奏を披露する機会が少ない
- クラシックが好きではない



「なるほど」と納得できる声ばかりではありますよね。
それでは一つずつ見ていきましょう。
ピアノの習い事は意味ない:①練習しても上手くできなくてイライラする


ピアノの習い事は意味ないと思った理由で数多くあった声が、練習しているのに上手くできなくてイライラしてしまったというものです。
ピアノは、毎日の練習の積み重ねが求められる習い事です。
子どもは「練習するのが当たり前」という環境に身を置くことになりますが、努力しても思うように弾けない状況にイライラしてしまうことは少なくありません。
頑張っても結果につながらないと、やる気が削がれてしまいますよね。
たとえば、5分で完璧に弾ける子もいれば、何日練習しても思うように弾けない子もいます。 自分が後者だった場合、「もうやめたい」と感じてしまうのも無理はありません。
練習がつらいと感じるのは、「頑張っているのに納得できる演奏ができない」という気持ちに直結しており、それが積み重なることで、最終的に「やめる」という選択につながってしまうのです。
そうなると、「ピアノの習い事は自分の人生において意味がなかった」と断定してしまう結果になることもあります。
ピアノの習い事は意味ない:②演奏を披露する機会が少ない
ピアノの習い事は意味ないと思ってしまう理由で演奏を披露する機会が少ないという声もたくさんあります。
ピアノを演奏する機会がそんなに多くはないのは、ピアノ経験者であれば理解できますよね。
発表会、学校の伴奏というのが大きな機会とはなりますが、それ以外ではなかなか披露する機会はないです。
子供が演奏を披露する機会が少ない事で感じるデメリットがあります。
- モチベーションの維持
- 毎日の練習が嫌になる
- 習い事にいっても同じ事の繰り返しに感じる
演奏を披露する機会が少ないことをデメリットに感じて、ピアノ以外のことに興味が向いてしまい、結果的に親も子どもの気持ちを優先して習い事をやめさせてしまうケースもあります。
親としても、ピアノを子どもに習わせてみたものの、年に一度か二度の発表会以外には特に目立ったイベントがないと、「ピアノの習い事って意味がないのかな」と感じてしまうこともあるようです。
ピアノの習い事は意味ない:③クラシックが好きではない
ピアノの習い事が意味ないと思ったきっかけは、クラシックが好きではないからという声も多く挙がっています。
ピアノがすらすら弾けたらカッコいいという理由や流行りの曲が弾けるようなるといった理由で、子どもが習い始めるケースはよくあります。
しかし、練習曲や発表会ではクラシックを演奏する機会が多く、自分が思い描いていた理想のピアノのイメージと違うことに嫌気がさして、やめてしまう子どもも少なくありません。
あらかじめ「クラシックは好きではない」と伝えたうえで、ポップスや映画音楽などを中心に教えてくれる教室もありますが、そうしたスタイルに親が納得できないというケースもあります。
親としては、プロにならなくても、有名なクラシックの楽曲を堂々と演奏する姿を想像して習わせたいと思っている方が多いため、子どもの希望とのギャップが生まれてしまうのです。
クラシックに興味がない、もしくは何年たってもクラシックに興味を持てなかったという理由でピアノをやめた結果、「自分にはピアノの習い事は意味がなかった」と納得してしまうケースもあります。



ある程度弾けるようになれば、趣味として自宅で好きな楽曲を楽しむのも素敵だと思います。
それでも、ピアノ教室ではクラシックの曲を中心に学んでほしいと考える親御さんも多いのではないでしょうか。



子どもが人前で演奏する際に、誰もが知っている有名なクラシック曲をすらすらと弾けたら、それはとても素敵な光景ですし、そう願うのはごく自然な感情だと思います。
ピアノの習い事は意味があると思った理由


ピアノの習い事は意味があると思った理由も知っておくと、安心してピアノを習わせたいと思うのではないでしょうか。
否定的な意見も取り上げていますが、人気の習い事にはピアノが上位にいるのも事実です。



男の子にも女の子にも人気の習い事の一つがピアノである事は今も昔も変わりません。
どのような理由があるのでしょうか。
- 練習する癖がついたことで忍耐力が身についた
- 発表会等を通してメンタルが強くなる
- 好きな曲を耳コピで弾くことが可能



意味がある理由も納得できる理由が多いですよね。
それでは一つずつ確認していきましょう!
ピアノの習い事は意味がある:①練習する癖がついたことで忍耐力が身についた
ピアノの習い事は意味があると思った理由の一つ目は毎日の練習で忍耐力が身についたことです。
毎日の練習は、イライラや不安を生み出してしまうことも多いですが、それを乗り越えて諦めずに続けることで、上達していく子どももたくさんいます。
この過程を繰り返すことで、「忍耐力が身についた」と感じることが多いです。
練習する習慣も身につき、なかなか上手くならなくても諦めないという精神でピアノに向き合いながら過ごすことで、忍耐力が養われ、それが試験などにも活用されるようになります。
勉強も、基礎知識を覚え、それを応用できるようになるまで何度も繰り返すことが多いですが、諦めずに取り組めるようになった背景には、幼い頃に習っていたピアノの練習があったと気づくケースもあります。
これらのことから、「忍耐力が身につく」という点は、ピアノの習い事に意味があったと感じる理由の一つと言えるでしょう。
ピアノの習い事は意味がある:②発表会等を通してメンタルが強くなる
ピアノの習い事が意味があったと感じる理由として発表会等を通してメンタルが強くなったと答える方は多くいます。
ピアノを習ううえで、発表会などの披露の機会が限られているという話はすでに述べましたが、限られているからこそ、数少ない発表会は非常に緊張する子どもが多いのです。
普段は着ることのない衣装を身につけ、いつもとは違う場所で、たくさんの人に見られながら演奏するという状況は、緊張して当然だと言えるでしょう。
- 出番が近くなると指先が冷たくなり、上手く動かなくなる
- 体全体が固くなってしまう
- 指先が震えてくる
- 不安感が襲ってくる
これらの経験を乗り越えて演奏することで、メンタルが鍛えられていく子どもは多くいます。
ところで、テスト前に緊張したことはありませんでしたか?
ピアノを習っていた子どもも、もちろん緊張することはありますが、発表会での緊張に比べると、テストには落ち着いて集中して向き合えると答える子が多いようです。
テストの緊張とピアノの発表会の緊張を天秤にかけてみた結果、「発表会のほうがずっと緊張したから、テストはまだマシ」と認識できるようになるのです。
緊張しそうな場面は、年齢を重ねるごとに増えていきますが、その都度乗り越えられたのは、子どもの頃に習い事として経験したピアノの発表会があったからだと理解することで、「ピアノを習っていて意味があった」と実感するケースも多く見られます。
ピアノの習い事は意味がある:③好きな曲を耳コピで弾くことが可能


ピアノの習い事が意味があると改めて思ったという方の意見を聞いてみると、好きな曲を耳コピで弾くことが可能だからという意見もあります。
もちろん、ピアノを習っていた年数にもよる話ではありますが、多くの楽曲を弾き、そして聴いてきた経験があるため、簡単なメロディーであれば耳コピできる方が多いようです。
大人だけに限った話ではなく、子どもでも耳コピで弾ける子はたくさんいて、音楽の授業で流行りの曲を弾いてクラスの人気者になったというケースもあります。
「〇〇弾ける?」という声かけから始まり、「簡単なメロディーくらいなら弾けるよ」と応じて演奏すると、拍手をもらったり、友達が増えたりすることもあります。
こうした耳コピの力は、大人になってからも活かされる場面があり、子どもから「弾いてほしい」と頼まれて演奏すると喜ばれることも多く、改めて「子どもの頃にピアノを習っていて意味があった」と実感する人が少なくありません。



耳コピができるのも音感が良いからこそですよね。音感が良いとカラオケでも困る事ってなさそうで良いですね!



親が、子どもが望む曲を弾いてあげられるのは、とても素敵なことです。
カラオケで困らないという点も、メリットとして捉えてよいのではないでしょうか。
ピアノの習い事を子供が無駄だったと思わないための工夫


ピアノの習い事が「無駄だった」と感じる意見、そして「無駄ではなかった」と感じる意見の双方を取り上げてきましたが、最終的に「無駄だった」と思わない環境を整えることが、親にとっても子どもにとっても望ましいですよね。
ここではピアノの習い事を子供が無駄だったと思わないための工夫についてご紹介します。



ピアノの習い事は無料ではありませんよね。
お金も時間もかけているからこそ、結果的に「習わせてよかった」と思えることが大切です。
- ピアノの練習は毎日数分でもいいので継続する
- 出来るようになったことを定期的に書き出して親子で振り返る
- 練習の成果がすぐに出なくても焦らない
- 人前で演奏する機会を設ける
- 子供と一緒に目標を決める



無駄だったと思わないための工夫一覧を作ってみました!
どれも気になる内容ですよね。
それではさっそく見ていきましょう!
ピアノの習い事の工夫:①ピアノの練習は毎日数分でもいいので継続する
ピアノの習い事を子供が無駄だったと思わないための工夫の一つ目は、ピアノの練習は毎日数分でもいいので継続することです。
ピアノは、毎日の練習が大切な習い事です。
そのため、練習がつらくてやめてしまう人も少なくありませんが、やはり上達したいのであれば、日々の積み重ねが欠かせません。
一日の練習時間が長すぎたり、「毎日同じ楽曲を完璧に弾けるまで練習しなければならない」と思い込んでしまうことで、イライラしてしまうこともあるのではないでしょうか。
どうしても気分が乗らない日やイライラしてしまう時には、いつもより練習時間を短めに調整したり、気分が上がる楽曲を弾いてリラックスできる練習日をつくることをおすすめします。
自分が得意な楽曲を弾くことで気持ちが前向きになり、翌日からまた気を引き締めて練習に取り組むことができるようになるはずです。



練習のサイクルは崩さずに保ちつつ、練習時間や楽曲に縛られすぎない柔軟な工夫を取り入れることで、「ピアノの習い事は無駄ではなかった」と感じられるような前向きな気持ちを育てていきたいですね。
ピアノの習い事の工夫:②出来るようになったことを親子で振り返る


ピアノの習い事を子供が無駄だったと思わないための工夫の二つ目は、出来るようになった事を定期的に書き出して親子で振り返ることです。
ピアノを習っていると、忘れがちなのが「自分を褒めてあげること」です。
たとえば、両手で弾けるようになったときのことを覚えていますか?
そのときの喜びや感動、そしてステップアップして難しい楽曲に挑戦する過程で、「できて当たり前」という感情や、「どうして何回やってもできないの?」と憤りを感じてしまうことが増えていませんか?
できるようになったら、その感動を記録しておくようにしましょう。
後から親子で一緒にそのときのことを振り返ることで、モチベーションが高まります。
「できないけれど、少しずつできるようになってきた」という過程を親が理解し、子ども自身も改めてそれを実感することで、現実から目を背けずに再び練習に向き合う意欲が湧いてくるはずです。
このようなサイクルをつくることが、習い事を「無駄だった」と感じさせない大切な工夫になります。
ピアノの習い事の工夫:③練習の成果がすぐに出なくても焦らない
ピアノの習い事を子供が無駄だったと思わないためにお伝えしておきたい事は、練習の成果がすぐに出なくても焦らないことです。
プロのピアニストであっても、毎回納得のいく演奏ができているとは限りません。
子どもで、しかもまだピアノを習い始めてそれほど年月が経っていないのであれば、できなくて当然です。
練習してもなかなか結果が見えてこないと感じることもありますが、そこでやめなければ、やがてできるようになることが多いものです。
焦ってしまうと指先に力が入り、ますますうまく弾けなくなるという悪循環に陥る可能性もあるため、リラックスできる環境で練習することが大切です。
焦らず、気持ちにゆとりを持ちながら、その時々で練習方法を工夫してピアノと向き合うことで、「習わせてよかった」「無駄ではなかった」と将来的に思えるようになるはずです。



親もサポートする立場として、焦らせないように気持ちを整える手助けをしてあげることが大切ですよね。



「焦ってもいいことはない」というのは、ピアノに限らず、どんな場面でも言えることだと思います。
子どもには「焦らなくても大丈夫だよ」と、言葉などでやさしく伝えていくのがよいかもしれません。
ピアノの習い事の工夫:④人前で演奏する機会を設ける


ピアノの習い事を子供が無駄だったと思わないためには、人前で演奏する機会を設ける工夫をすることもおすすめです。
ピアノは何のために習っているのか、子ども自身が分からなくなってしまうケースは、実は少なくありません。
課題曲を弾いて合格したら、また次の曲へという流れの中で、気がつけば「先生に合格をもらうためだけに練習している」と感じてしまうこともあります。
親としては、「課題曲を弾いて合格することにも意味があり、それを繰り返すことにも価値があるんだよ」と伝えてあげたいですよね。
そんなとき、子どもが演奏を披露する機会がたくさんあれば、「練習することにも意味がある」と実感させることができ、前向きな気持ちにつながります。
- 発表会
- ピアノ検定
- 学校での伴奏
- 誕生会などのお祝いの場所で弾く機会を親が作る
- 楽器屋さんにあるピアノで曲を弾いてみる
楽器店に置かれているピアノには、自由に触れることができるものも多くありますよね。
そこで試しに弾いてみると、通りすがりの人が耳を傾けてくれることもあり、うまく演奏できたときには、子どものモチベーションが大きく高まります。
できるだけ子どものペースに合わせて、演奏する機会を親が手助けしながら見守ることも、「ピアノの習い事は無駄ではなかった」と感じてもらうためには、大切な工夫のひとつになるかもしれません。
ピアノの習い事の工夫:⑤子供と一緒に目標を決める
ピアノの習い事を子供が無駄だったと思わないために工夫したい事として、親が子供と一緒に目標を決めることはとても大切です。
これまでも度々触れてきましたが、ピアノの練習は毎日続ける必要がある一方で、明確な目標がないと「もうやめたい」と思う瞬間が何度も訪れるものです。
そこで、親が「練習することには意味があるんだよ」と改めて伝えるためにも、子どもと一緒に目標を立ててみましょう。
その目標を達成できたら、ちょっとしたご褒美を用意してあげると、子どもも嬉しく感じて、次の目標に向けて前向きに取り組めるようになります。
練習中、そばで見守っている親もいれば、家事をしながら耳を澄ませている方もいるでしょう。
どんな形であれ、子どもが目標を達成したときに一緒に喜びを分かち合うことは、教育的にも非常に意義のあることです。



出来ない事が出来たら褒めてあげるという事と一緒だとは思いますが、目標を一緒に立てるという事に意味があるんですよね!



ピアノの練習は、ある意味孤独な時間でもあります。
一人で練習を重ねて、一曲を仕上げるという過程は、簡単ではありません。
だからこそ、目標を共有することで「ママは上手に弾くことはできないけれど、見守っているし、応援しているよ」という気持ちを、子どもにしっかり伝えることができるのです。
ピアノは習った方がいいと思いますか?【アンケート結果】


今回のアンケートでは「ピアノは習った方がいいと思いますか?」という事についてもアンケートを実施しました!
「絶対習ったほうがいい」と「余裕があるなら習ったほうがいい」合わせてみた結果全体の77%の方が習ったほうがいいと回答しています!
「習わなくていいかも」と「絶対に習わない方がいい」を合わせてみましたが26%という結果となりました。



ピアノを習ってきた方々だからこその回答はとても参考になりました!
ピアノを子供に習い事として考えている方は是非参考にしてみてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はピアノの習い事は無駄?に関して調べてお伝えしていきました!
- ピアノは少しでもいいから毎日練習する事が大事大事!
- 将来の役に立たないと言われることもあるけど考え方次第では役立つこともたくさんある!
- 親のサポートは必須!
今回はピアノは習い事として意味がある理由と意味がない理由をそれぞれの立場から客観的に調べて紹介してみました!



習い事として意味があったと思う方が絶対に良いですよね!
そのためには、子供のその時々の気持ちを汲み取りながら、親も出来る範囲でサポートしてあげる事が大事だという事がわかりました。
ぜひ検討してみてください。
最後までお読み頂きありがとうございました。