近年、ダンスを習い事として選択する家庭が増えてきているのはご存じでしょうか。
それでも「ダンスの習い事は意味がない」という声も聞こえてくるため、結局のところ、子どもにダンスの習い事を勧めてよいのか気になりますよね。
検討している方には、片方の意見だけでなく、両方の意見をお伝えしていきますので、参考にしてみてください。
ゆうりんママテレビでもダンス特集が組まれたり、さまざまな場面でダンスを目にする機会が増えてきていますよね。
そこで習い事として考えてはいるものの、子どもの習い事として向いているのかどうかが気になりませんか。
- ダンスの習い事には意味がないと思う理由
- ダンスの習い事には意味があると思う理由
- ダンスの習い事のデメリット
- ダンスの習い事のメリット
- ダンスの習い事が向いている子供の特徴
子どもの影響でダンスの習い事に興味を持ち始めたと答える方も多いため、子どもの意見を尊重した習い事を選びたい方に、分かりやすくお伝えしていきます。
双方の意見や、ダンスを習い事にして「良かった」と感じられる点についても、体験談やアンケートを基に深掘りしてみました。
ぜひ最後までご覧ください。
ダンスの習い事は意味ないって本当?【アンケート結果】


今回はクラウドワークスで実際にダンスを習ったことがある方、もしくは子供にダンスを習わせたことがある方100人を対象にアンケートを実施しました!
その結果は、「とても意味があった」「まあまあ意味があった」を合わせると全体の91%の方が意味があったと回答しています!
逆に「あまり意味がなかった」と答えた方は全体の9%となり「全く意味がなかった」はいませんでした。
ダンスの習い事は意味なかったという実際の声


ダンスの習い事が「あまり意味ない」と答えてくれた方の実際の声を大まかに分けてグラフにしてみました。
それでは実際の意見を見てみましょう。
ダンスの習い事は意味があった実際の声


ダンスの習い事が「意味があった」という声はたくさんありましたが、その中でも上位を占めていたのをグラフにしてみました。
リズム感に関しては多くの方が記載していましたよ!
ダンスを習う事で度胸がついたという声もたくさんあり、それが人生に良い影響を与えている事も分かっています。
ダンスの習い事で友達ができたと答えている方もたくさんいました。
学校が違う友達と学ぶ事ができるため、交流の幅が広がるのは習って良かったと感じている方が多かったです。



上位の声をピックアップしてお伝えしました!
ここからは理由なども含めて、詳しくお伝えしていきます!
体験談も合間にお伝えしながらダンスの習い事をより深く知っていきましょう!
ダンスの習い事は意味ないと思う理由


ダンスの習い事は意味ない、ダンスの習い事はデメリットと考える理由ってどんな理由があるのでしょうか。
子どもの将来のことを考えたときに、安定した職業に就くことを望む親は少なくないですよね。
その際、ダンスよりも「賢くなるための習い事」のほうが良いのではないかと考える方もいます。



さまざまな意見があるのは、良いことですよね。
良い面だけでなく、「意味がない」という考えにも耳を傾けてみると、自分の視野が広がることもあります。
まずは、ダンスの習い事が「意味がない」とされる理由について探っていきましょう。
- 将来の役に立つ確信が持てない
- 確固たる正解がない
- 習い事ではなくても自分一人でも出来るから



「意味がない」あるいは、ダンスの習い事がデメリットだと言われる理由を挙げてみました。
これだけでは少し分かりづらいかもしれませんので、一つずつ詳しく見ていきましょう。
ダンスの習い事は意味ない理由:①将来の役に立つ確信が持てない
ダンスの習い事に「意味がない」と思われる理由の一つ目は、将来の役に立つという確信が持てないことです。
ダンスを習い事として選んだのが子ども自身なのか、親が勧めたのかによっても異なりますが、習い事の枠を超えて「将来はダンスを生業にする」と決め込み、のめり込んでしまう子どもも少なくありません。
それは決して悪いことではありませんが、親としては「必ずプロになれる」という確信が持てない場合が多いため、ダンスのことだけを考えている子どもに対して不安を覚えることもあります。
将来、本当に役に立つかどうかがはっきりしないため、ダンスだけでなく、他の学びにも目を向けてほしいと願うケースも多いようです。
- バックダンサー
- ステージダンサー
- テーマパークで活躍するダンサー
- 振付師
- アイドルなどの代わりに事前に本人の代わりとなって踊るダンサー
- 演出家
- ダンススタジオスタッフ
- ダンススクールの講師
- 芸能人専門のダンス講師
ダンスを習い事にしている人口に対して、ダンス関係の仕事を望むのであれば、狭き門であることは間違いありません。
一生懸命ダンスを学んでも、結局のところダンスに関わる仕事に就けない未来があるかもしれないと感じ始めるケースも多く見られます。
実際、ダンスに青春をかけていたものの、まったくダンスとは無関係の仕事に就いた方も多く、「ダンスの習い事には意味がなかった」と感じたという声も少なくありません。



ダンスの習い事に対してデメリットを感じる親が一定数いることも分かってきました。
確実に将来役立つと分かっていれば問題はありませんが、確信が持てないことが、「ダンスの習い事は意味がない」と考えてしまう原因になっているのも理解できますよね。
ダンスの習い事は意味ない理由:②確固たる正解がない


ダンスの習い事に意味がないと思われる理由の二つ目は、確固たる正解が存在しないことです。
ダンスには技術が必要ですが、振り付けや表現などの芸術性が重視されるため、いくら技術力が優れていても、コンテストなどでは審査員の判断によって納得できない順位になることもあります。
自分が得意だと思うダンスや好きなスタイルと、他の人が評価するダンスは必ずしも一致しません。
確固たる正解がない状況の中で、自分たちで振り付けを考えることもあります。
自信を持って披露し、「過去一」と思えるパフォーマンスを見せたとしても、それがその時の正解ではなかったという理由で、納得できない点数や言葉を受けることも多々あります。
そうした経験を重ねるうちに、かつては好きだったはずのダンスが徐々につらく感じられるようになり、最終的にはやめてしまうケースもあります。
そして新しい目標や夢が見つかったとき、「ダンスの習い事には意味がなかったのかもしれない」と感じる方も少なくありません。
これも、ダンスの習い事がデメリットだったと後から思うようになる原因の一つです。
ダンスの習い事は意味ない理由:③自分一人でも出来るから
ダンスの習い事に意味がないと思われる最後の理由は、習い事にしなくても一人で学べるという点です。
ダンススクールに通わなくても、YouTubeなどのダンス動画を見て自分で学び、それをSNSで披露するというケースが増えています。
ダンススクールでは、基礎的な知識を身につけたり、集団でダンスを習うことでコミュニケーションを取ったり、迫力のあるパフォーマンスを披露することができます。
しかし、自分が好きなダンスや憧れるパフォーマンスの指導を受けられるかというと、個人レッスン以外では難しいのが現実です。
子どもは特に流行に敏感なため、それができないときのモチベーションは一気に下がってしまうこともあります。
できないのであれば、自分でやるほうが効率的だと判断し、さまざまな動画を見ながら独学でダンスを続けるという選択をする子もいます。
SNSでの反響が大きければ、それが自分のモチベーションにつながるため、「わざわざダンスを習い事として選ばなくてよかった」「ダンスの習い事には意味がなかった」という結論に至るケースも多く見られます。



ダンスは、習い事として選ばなくても、一人で練習し、自己プロデュースによって披露するという選択肢もあるんですね。



SNS上では「踊ってみた」などの動画が多数投稿されており、ダンスをさまざまな動画から学べる環境が整ってきたことが、こうした考え方につながる大きな理由の一つであることは間違いありません。
ダンスの習い事には意味があると思う理由


ダンスの習い事には意味があると思う理由も知りたいですよね?
子どもに「習ってみたい習い事」を聞くと、最近はダンスが上位に挙がる傾向があります。
ダンスをさまざまな場面で目にする機会が増えたことが、影響しているのかもしれませんね。



ダンスの習い事に興味を持つ子どもが増えている今、ここで「ダンスの習い事には意味がある理由」についても知っておきたいところです。
- 柔軟性の向上
- 体幹を鍛える事ができる
- 協働性を高めることができる



ダンスの習い事は意味があると感じる理由は上記が主な理由となります。
気になる箇所はありましたか?
それではさっそく確認していきましょう!
ダンスの習い事には意味がある:①柔軟性の向上
ダンスの習い事には意味があると感じる理由の一つ目は柔軟性の向上です。
ダンスは柔軟性が重要だと言われていますが、柔軟性があることで、ダイナミックな動きや繊細な動きの可動域が広がり、他の人と差をつけることができます。
ダンスの習い事では必ずストレッチを行いますが、柔軟性を高めることを目的としたストレッチが取り入れられているため、以前よりも体の可動域が広がり、柔らかくなったと実感する方が多くいます。
柔軟性の向上は健康にもつながるため、好きなダンスを通してそれが実現できるのは、素敵なことだと思いませんか。
- 肩こりや腰痛を抑える事ができる
- 血行がよくなる
- ケガをしにくくなる
- 基礎代謝の向上
- 正しい姿勢の維持
ダンスによって柔軟性が向上することで、日常生活でも大いに役立つ場面は多くあります。
趣味として大人になってもダンスを続ける方は少なくありませんが、ストレッチを欠かさず行う習慣が身につくため、健康面から見ても「ダンスを習い事として選んでよかった」と実感する方が多いようです。
ダンスの習い事には意味がある:②体幹を鍛える事ができる


ダンスを習い事にして意味があった理由として取り上げたいのは、体幹を鍛える事ができるです。
ダンスを上手に魅せることができる人の多くは、体幹がしっかりと鍛えられている傾向があります。
体幹を鍛えることで、バランス感覚が身につきます。
バランス感覚が身につくと、軸が安定し、動きにブレがなくなるのです。 また、姿勢が良くなるとも言われています。
体幹トレーニングの動画は動画サイトなどで数多く視聴できますが、自分に合った方法かどうかを判断するのは難しい場合もあります。
子供が体幹トレーニングを行うときに、ダンススクールの先生であれば適切な指導をしてくれるのは間違いないです。
そして、正しいトレーニングで体幹を鍛えることができます。
大人になってから体幹の重要性に気づいたという方も多く、ダンスを習い事として選んで「意味があった」と実感できる理由の一つになるのは間違いないでしょう。
ダンスの習い事には意味がある:③協働性を高めることができる
ダンスを習い事として選んで「意味があった」と実感できる最後の理由は、協働性を高められる点です。
協働性は現代社会で必要な能力の一つとなるため、それを育むことができるのは非常に有意義なことです。
ダンススクールでは、発表会やコンテストに出場する機会を設けているところが多く、良い結果を残すために、仲間とのコミュニケーションを大切にしています。
同じ目的を達成するためには、互いに分かりやすい言葉や動作で妥協せずに伝え合おうと努力する子どもが多く見られます。
「自分だけが目立ちたい」という考えでは、グループ全体として良い結果にはつながらないため、その点についても先生がしっかりとサポートし、納得できるように話し合いの場を設けてくれます。
こうした環境の中で、自然と協働性が育まれていくのです。
このときの経験は、将来さまざまな場面で活かすことができるため、ダンスを習い事として選んだことに「意味があった」と実感する理由の一つになるでしょう。



ダンスが習い事として意味がある理由は、どれも非常に興味深いものばかりです。
踊るだけと思っていましたが、協働性も高めることができ、柔軟性や体幹も向上するのは良いですよね!



ダンスしている姿は華やかで輝いて見えますが、その裏には日々のトレーニングや仲間とのコミュニケーションなど、目に見えない努力の積み重ねがあります。
だからこそ、ダンスを通して得られる経験は、すべてが「良い学び」につながっていると言えるのです。
ダンスの習い事のデメリット


ダンスの習い事が意味がないと感じるデメリットについても、お話ししておく必要がありますよね。
人気の習い事だからこそ、デメリットを感じる人がいるのは決して不思議なことではありません。
まずは、そうした意見にも目を向けてみましょう。



すべてが完璧で、誰にとっても合う習い事というのは、ほとんど存在しないと言ってよいでしょう。
どのようなデメリットがあるのかを知っておくことで、感じ方や選び方も人それぞれ変わってくるはずです。
それでは、ダンスの習い事におけるデメリットについてお伝えしていきますね。
- ケガをする事がある
- その時々のコストが高く感じる
- 送迎が大変



ダンスを習い事に選ぶときには、このようなこともあらかじめ知っておいたほうがよいのは間違いありませんね。
それでは、見ていきましょう!
ダンスの習い事のデメリット:①ケガをする事がある
ダンスの習い事において、デメリットと感じることの一つ目は、ケガをする可能性があるという点です。
ダンススクールでは先生がしっかりとサポートしてくれますが、まれにケガをしてしまう子どももいます。
また、ダンススクールではなく自己練習中にケガをしてしまうケースもあります。
最も多いのは足ですが、膝や腰、そして首などもケガをしやすい部位だと言われています。
ケガを防ぐために自分でできることの事例を挙げていきますので、ダンスを習う方は先生からの指導を受けるのはもちろんですが、以下のポイントもぜひ頭に入れておくとよいでしょう。
- 必ず体を動かす前にストレッチを行う
- 先生の指導法をしっかりと守り、自己流では踊らない
- 柔軟性と体幹を強化
- 体調が少しでも優れない時には踊らない
- 違和感を感じたらすぐに病院に行くようにする
先生も最大限の注意を払ってケガをしないように指導していますが、プロのダンサーでもケガをすることがあり、なかには二度とダンスを踊ることができなくなってしまった方もいます。
ケガをしたことがトラウマとなり、ダンスをやめてしまう子どももいます。
このように、ケガが原因でダンスをやめてしまった方の中には、「ダンスの習い事はデメリットだった」と感じている人もいます。
だからこそ、ダンススクールの先生の話をしっかりと聞き、それぞれに合った方法でダンスを楽しむことが大切です。
ダンスの習い事のデメリット:②その時々のコストが高く感じる


ダンスの習い事がデメリットに感じられる理由の二つ目は、親が負担を感じる「その時々のコストの高さ」です。
「ダンスの費用って月謝くらいじゃないの?」と思う方も多いかもしれませんが、実はそれ以外にも、タイミングによって発生する費用があり、なかには「かなりの金額だな」と感じるケースもあります。
ダンススクールは月謝制のところが多いですが、複数回受講できるコースや、1回ごとに料金を支払うスタイルなど、料金体系はさまざまです。
目安としては、月謝は5,000円〜10,000円程度が一般的です。
しかし、ダンスには大会や発表会などのイベントもありますよね。
このときに発生する費用が「思った以上にかかる」と感じる方が多いのです。
出演費用や衣装代、ホールなどの会場使用料がかかることもあり、さらにチケットを販売しなければならないケースもあるため、親にとっては負担に感じることもあります。
一回の発表会で発生する費用は、だいたい20,000円〜50,000円程度が多く、決して安いとは言えない金額です。
そのため、「ダンスの習い事のデメリットは、時々で発生するコストの負担」と答える方が多いのです。
ダンスの習い事のデメリット:③送迎が大変
ダンスの習い事でデメリットに感じられることの一つに、送迎の負担があります。
これは主に保護者が感じる部分であり、実際に「送迎が大変」と思う方は少なくありません。
レッスンの送迎は毎回大変ながらもこなしている方ばかりですが、それ以外にも発表会やイベントの送迎もあります。
たとえば、大会で遠方の地域に行くこともまれにあり、その際には保護者が同行するケースもあります。
これは送迎とは少し異なりますが、やはり負担に感じる方が多いようです。



また、ダンスレッスンでは「保護者が必ず見学しなければならない」というスクールもあると聞きます。
それもまた大変ですよね。



ただし、見学が必要なスクールでは、周囲の保護者とコミュニケーションを取りながら待つこともでき、子どもの成長をしっかりと見守ることができます。
考え方次第では、保護者にとっても大切な時間になるのではないでしょうか。
ダンスの習い事のメリット


ダンスの習い事のメリットはたくさんあるので、それらを知ることで、より一層ダンスに興味が湧くのではないでしょうか。



さすが、人気の習い事ランキングで上位に入るダンスですね。
魅力的なメリットがたくさんありますので、順にご紹介していきます!
- 身体能力が身につく
- 観察する能力が備わる
- 競争心が芽生える
- 体を動かす事でストレス発散
- 表現力が豊かになる
- メンタルの強化
- 学校の授業に困らない
- リズム感が良くなる



子供の成長過程において大事なことをたくさん学ぶ事ができるのはメリットですよね。
さっそく一つずつ確認していきましょう!
ダンスの習い事のメリット:①身体能力が身につく
ダンスを習い事にすることで得られるメリットの一つが、身体能力が身につくことです。
ダンスは「ダンス」というジャンルの枠組みにあるのは間違いありませんが、スポーツの一種として考えると、身体能力が身につくというのも納得できるのではないでしょうか。
一曲が流れる間に、全身を使って動き続けるため、練習中は常に集中し、体力も消耗します。
また、ダンスレッスンの前後には必ずストレッチを行います。
ストレッチを欠かさず行う点も、まさにスポーツと同じですよね。
身体能力が身につくことで、学校の体育の時間はもちろん、将来的に部活動を始めた際にも役立ちます。
ダンスの習い事のメリットとして「身体能力が身につく」と答える方が多いのは、こうした理由があるからなのです。
ダンスの習い事のメリット:②観察する能力が備わる


ダンスを習い事にした結果、「観察する能力が身についた」と実感する方が多くいます。
ダンスは、先生の振り付けを見て覚えることが基本ですが、ダンスに興味を持つようになると、自然と上手な人の動きを観察するようになります。
はじめは全体の動きを見て、次第に指先などの細かい動作にも注目し、それを真似して踊る際に役立てていきます。
たとえば、ダンスが好きな子どもは、ダンスだけでなく、日常生活の中で「面白い」「かっこいい」と感じた動きを真似することがあります。
また、グループで踊る場面でも観察力が発揮されます。
「いつもと少し様子が違うな」とチームメイトの変化に気づけるようになるのも、観察力が育っている証です。
このような観察力は、社会に出てからも役立つ能力の一つとなるため、ダンスを習い事として選んで良かったと感じる理由になるのは間違いありません。
ダンスの習い事のメリット:③競争心が芽生える
ダンスの習い事のメリットとして次に取り上げたいのは、「競争心が芽生えること」についてです。
「競争心」という言葉だけだと、否定的な意味を含んでいるように感じる方もいるかもしれませんが、ここで取り上げたいのは“良い意味での競争心”です。
ダンスを習うことで、さまざまな人のダンスに触れる機会があるのは間違いありません。
自分の得意分野と不得意分野がはっきりするまでは、いろいろと模索しながら自分のスタイルを探すケースが多く、その過程で他人と比べることも少なくありません。
優れた部分を自分の体に取り入れ、それを自分のスタイルに昇華させるまでの間、「負けたくない」という気持ちが芽生えることが多いのです。
コンテストなども多く開催されるため、そこで競争心が育まれる場面もあります。
実際、競争心がなければ上達しにくいとも言われているのがダンスです。
このような経験を乗り越えることで、社会に出てからの競争社会でも役立つ力が身につくため、競争心が芽生えることは、ダンスの習い事の大きなメリットの一つと言えるでしょう。



「みんな仲良く手を取り合って頑張っていきましょう!」という考え方はとても素晴らしいことですが、それだけでは生きていけないのが社会の現実でもありますよね。
ダンスは身体能力だけでなく、精神面でも成長を促してくれる習い事であるという点が魅力です。



競争心は、決してマイナスに捉えるべきものばかりではありません。 「負けたくない」という意欲は、成長を促す大切な感情の一つです。
その感情が芽生えたときには、親として上手にサポートしてあげたいですね。
ダンスの習い事のメリット:④体を動かす事でストレス発散
ダンスの習い事のメリットの一つは、体を動かすことでストレスを発散できることです。
「子どもだからストレスなんて感じないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、実は子どももさまざまな場面でストレスを感じていることがあります。
保育園や幼稚園といった幼い時期でも、環境の変化や人間関係などからストレスを感じる子どもは少なくありません。
そんなとき、ダンスはそのストレスを発散する手助けをしてくれるため、この点は大きなメリットとして捉えることができますよね。
- 全身を使うダンスは踊るだけでストレス発散になる
- 負の感情なども表現として取り入れる事で発散される
- ダンスに集中することで悩みから解放されることがある
- 上手く踊る事ができたらいつの間にか悩みも忘れている
元気なときはもちろん、落ち込んだり友達とケンカしたりしたときにも、感情の切り替えができるため、ダンスをおすすめする方は多くいます。
最近では、大人でも気分転換として、仕事終わりにダンスをするという方が増えています。
ダンスを習い事に選ぶことで、このように感情のコントロールが上手にできるようになる可能性があるため、今回取り上げてみました。
ダンスの習い事のメリット:⑤表現力が豊かになる


ダンスの習い事で得られるものはたくさんありますが、なかでも「表現力」に関して良い学びになっていると実感する人は非常に多くいます。
「消極的な子どもなんだけど、ダンスを習わせても大丈夫かしら?」と考える保護者の方も少なくありません。
もちろん「絶対に効果がある」とは言い切れませんが、ダンスを習い事に選んだことで、表現力が豊かになったと感じる親御さんはとても多いです。
歌の意味を考えながら、笑ったり、少し感傷的になってみたりと、感情を込めて練習するようになり、気がつけば日常生活でも以前とは見違えるほど感情表現が豊かになったと実感するケースもあります。これは大きなメリットですよね。
実際、大人になってダンスを仕事にしている方の中には、幼少期は人見知りだったり、内気な性格だったと語る方もいます。
ダンスを通して、新しい自分をどんどん発見していくことができるという証でもあるので、「性格的に無理かも」と決めつけず、一度ダンスの世界に飛び込ませてみるのも良いかもしれませんね。
ダンスの習い事のメリット:⑥メンタルの強化


ダンスの習い事を子どもにすすめて「良かった」と答える方が多い理由の一つに、メンタルの強化があります。
子どもが「ダンスを習いたい」と希望したり、保護者が「習わせたい」と考えたりして始めた結果、踊りの技術だけでなく、メンタルが鍛えられたと感じ、同時に成長も実感できたと答える方が多くいます。
ダンスは、グループで気持ちを一つにして表現するものですが、自分自身に自信を持つこと、意欲的に取り組む姿勢、そして失敗を恐れない心構えも非常に重要です。
さまざまな壁を一つずつ乗り越えていく中で、子どもが多少のことでは落ち込まなくなっていく様子を、保護者が間近で感じることができます。
また、子どもにとっても、ダンスだけでなく日常生活においても、同じように困難を克服し乗り越える力が身につき、それが再びダンスにも良い影響を与えるという、良い循環が生まれていきます。
メンタルの強化は、親子ともに「ダンスを習い事にして良かった」と実感できる大きなメリットの一つであることは間違いありません。
ダンスの習い事のメリット:⑦学校の授業に困らない
ダンスの習い事をしていて「良かった」と感じる理由の一つに、学校の授業で困らないという点があります。
ダンスは、2012年の学習指導要領の改訂に伴い、中学校で必修化されました。
そのため、すでにダンスを習っている子ども、あるいは過去に習っていた子どもは、授業で「難しい」と感じることなく、楽しみながら取り組める点がメリットです。
ダンスにはさまざまな種類があり、創作ダンス、ヒップホップ系のダンス、フォークダンスなどが挙げられます。
それぞれ異なるタイプのダンスではありますが、共通して学べる要素は以下のとおりです。
- リズム感を養う
- 表現力の向上
- コミュニケーション能力の向上
学校では、ダンスを通して社会に出てから必要となる力を身につけてほしいという思いから、授業に取り入れています。
ダンスには多くのメリットがあり、それを教育機関も認識していることから、習い事としてダンスを選ぶことは、子どもに良い影響を与えるという確かな後押しになっていますよね。
ダンスの習い事のメリット:➇リズム感が良くなる
ダンスを習い事として良かったと思える最後の理由は、リズム感が良くなることです。
リズム感が良くなるというのは、なんとなく想像がつく方も多いのではないでしょうか。
音楽を聴き、世界観を把握し、全身で上手に表現することがダンスではとても重要です。
そのため、リズム感がなければ、たとえ技術があっても美しく見えないことがあります。
しかし、子どもの頃からダンススクールでダンスを習うことで、リズム感が向上していると実感するケースは多く見られます。
リズム感が良くなると、音楽の授業でも困ることがなくなるという利点があり、ダンスの表現の幅も広がります。
そして、リズム感が良くなることによる最大のメリットは「会話のテンポ」です。
リズム感と会話が結びつかないと感じる方もいるかもしれませんが、リズム感のある人は話すときのテンポが自然で、スムーズに会話ができると言われています。
リズム感が良くなることで、円滑なコミュニケーションが取れるようになるケースも多く、将来的にも大きなメリットにつながるため、ダンスを習い事として選ぶ価値は十分にあると言えるでしょう。



会話のテンポに関しては、とても勉強になりました。
ダンスが得意な方は、言葉の選び方なども上手な気がします。
それは、ダンスで良いパフォーマンスをするために、いかにうまく伝えるかを常に考えて言語化しているからですよね。



相手に言葉で伝えることを大切にすることで、良いパフォーマンスにつながるのは間違いありません。
日頃の積み重ねによって、スムーズに上手に話すことができるようになるという点でも、間違いないのではないでしょうか。
ダンスの習い事はやめた方がいい?やった方がいい?アンケート公開!


今回のアンケートでは「ダンスは習った方がいいですか?」という事についてもアンケートを実施しました!
「絶対習ったほうがいい」と「余裕があるなら習ったほうがいい」合わせてみた結果全体の84%の方が習ったほうがいいと回答しています!
「習わなくていいかも」が16%で「絶対に習わない方がいい」が0%となりました!
ダンスの習い事はやった方がいいという実際の声


ダンスの習い事はやった方がいいと思う意見をグラフに表してみました。
リズム感についてはとても多くの方がメリットに感じている部分でしたので、その事がやった方がいいという意見にも結び付いている事がわかりました。
ダンスの習い事で幅広い年代の方との交流もあると答えている方も多く、コミュニケーションの幅が広がると回答してくれている方も多かったです。
ダンスではグループで踊る事が多いので、協調性も大事になってきますよね。
ダンスの習い事はやめた方がいいという実際の声
ダンスの習い事は習わなくていいかもという声も勿論ありましたが、少数という事でいろいろな意見がありましたので、グラフではなく意見をお伝えしますね。



ダンスの習い事の経験があるからこその意見がとても多かったです。
これからダンスを習い事にしようと考えている方の参考になれば嬉しいです。
ダンスの習い事が向いている子供の特徴


ダンスの習い事に興味を持ち始めた方は、多くいらっしゃるのではないでしょうか。
「自分の子どもはダンスに向いているのかな?」と気になってきている方もいるかもしれません。
「合わなければやめればいい」という選択は簡単ですが、マイナスな感情からダンスがトラウマになってしまう前に、まずはお子さんがダンスに向いているかどうかを知っておくのも良いかもしれませんね。



ダンスを習わせるかどうかを考える際の、ひとつの判断材料として参考にしていただければと思います。
それでは、さっそく見ていきましょう!
- 踊ることが大好きな子ども
- ミュージカルが好きな子ども
- テーマパークが好きな子ども
- リズム感がある子ども
- 努力をコツコツ続けられる子ども
- 音楽やリズムに敏感な子ども



あくまでも参考のひとつとして捉えてくださいね。
それでは、さっそく見ていきましょう!
ダンスに向いている子どもの特徴:①踊ることが大好きな子供
ダンスの習い事に向いている子どもの特徴の一つ目は、踊ることが大好きな子どもです。
これは文字通りですが、踊るのが好きな子どもは、ダンススクールでも上達のスピードが速い傾向があります。
どんどん新しいことを学びたいという意欲があり、振り付けを取り入れるために熱心に研究したりするからです。
たとえば、コマーシャルやアーティストのパフォーマンスなどに目が釘付けになる子どもも、ダンスに向いていると言えるでしょう。
興味があり、それをうまく表現できなくても、「同じように踊ってみたい」という意欲がある場合は、ダンスに向いている子どもだと考えられます。
ダンスに向いている子どもの特徴:②ミュージカルが好きな子供


ダンスの習い事に向いている子どもの特徴の二つ目は、ミュージカルが好きな子どもです。
中には、歌を歌うことに興味を持つケースも多くありますが、ミュージカルは踊りながら、表情や全身を使って感情を表現する芸術ですよね。
自分勝手に踊ることができないからこそ、表現力の高さや演技力が求められ、その魅力に目を奪われる瞬間が至るところで訪れます。そうしたミュージカルの世界に魅了される子どもも多いのです。
ミュージカルで活躍したいという夢を持つ子どもは、決して少なくありません。
もちろん、主役として舞台に立ちたいと願う子どもも多いですが、その主演俳優を支えるミュージカルダンサーになりたいと考える子どももたくさんいます。
- ダンスの技術を発揮できるように能力を高めること
- ミュージカルダンサーの仕事内容を理解する
- ミュージカルの劇団を把握しておきオーディションを受ける
途中で自分の目指すダンスのスタイルが変わることもありますが、ミュージカルダンサーを目指したいという意欲がある子どもには、上記の内容を保護者がしっかりとサポートしてあげると良いですね。
その世界にどんどん魅了されていく様子が見えてくると、「この子はダンスに向いている」と確信を持っても良いかもしれません。
ダンスに向いている子どもの特徴:③テーマパークが好きな子供
子どもがダンスに向いているかを判断するための材料の一つとして、次に取り上げたいのは「テーマパークが好きな子どもかどうか」です。
子どもをテーマパークに連れて行ったとき、踊るキャラクターやダンサーに目が向くことはありませんか?
中には、真似して同じように踊ってみたいと言う子どももいるかもしれません。
同じ空間にいるようでいて、自分はキャラクターやダンサーとは違うということを理解しながら、その世界を楽しむ――これがテーマパークの醍醐味の一つでもあります。
そして、その世界の中に「入ってみたい」と思う子どもも多くいます。
そうした気持ちが見えてきたら、ダンスを習い事として選ぶことも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
テーマパークに魅了されることと、ダンスで人を魅了することは一見違うように思えますが、視点を変えると、どちらも「世界観を伝える表現」であるという点で共通していますよね。
ダンスは一曲ごとに、その曲の世界観を作り出して魅せることが大切です。
その部分にやりがいを感じて、どんどんダンスが好きになっていく子どもも多くいます。
そのため、「テーマパークが好きかどうか」は、ダンスに向いている子どもかどうかを判断する一つの基準として紹介しました。



ダンスに向いている子どもの特徴について知ることができて、よかったです!
途中で目指すダンスのスタイルが変わったとしても、基本的には踊ることが好きであれば問題ないような気がします。



「子どものほんの少しの好奇心をも見逃さない」——これが、後に大成するきっかけになるかもしれませんよね。
ダンスに向いている子どもの特徴:④リズム感がある子ども
リズム感がある子どもは、まさにダンスに向いている子の代表格です。
音楽を聴くと自然に体が動いたり、曲のテンポに合わせて手拍子や足踏みをする子は、リズムを身体で感じ取る力が備わっています。
ダンスではこの「リズムを体で表現する感覚」がとても大切で、振り付けを覚えるスピードや表現力にも直結します。
また、リズム感は生まれつきだけでなく、幼少期の環境で育てることも可能です。



たとえば家庭で手拍子遊びやリズム遊びを取り入れることで、音のタイミングを感じる“リズム脳”が発達すると言われています。
リズム感がある子は語学やスポーツの習得スピードも速い傾向があるとされており、「音を聞き取ってタイミングを合わせる力」が幅広い分野で役立つのです。
親御さんが「音楽が流れるとすぐ体を動かす」「ダンスの真似を楽しんでいる」姿を見たら、それはダンス向きのサインです。
ダンスに向いている子どもの特徴:⑤努力をコツコツ続けられる子ども
ダンスは見た目以上に地道な練習が必要な習い事です。
派手なステージに立つ裏では、基礎のステップや柔軟、リズム取りといった地味な練習を何度も繰り返す時間があります。
そのため、「コツコツと努力を積み重ねられる子」は確実に上達しやすいタイプです。
特にダンスの世界では、「昨日できなかった動きが今日少しできるようになった」という“ミクロな成長”を感じ取ることが大切です。
すぐに結果を求める子よりも、少しずつ上達する過程を楽しめる子の方が長続きしやすい傾向にあります。



心理学の研究では「小さな成功体験を繰り返す子ほど自己肯定感が高まりやすい」とされています。ダンスはその成功体験を日常的に積みやすい習い事の一つです。
ダンスに向いている子どもの特徴:➅音楽やリズムに敏感な子ども


音楽やリズムに敏感な子は、ダンスを通して“表現のセンス”を大きく伸ばせるタイプです。
たとえば、テンポの速い曲とゆっくりした曲で自然に動きを変えたり、メロディの盛り上がりに合わせて表情が変わるような子は、音楽を“感じる力”がとても豊かです。
こうした感覚は、単にリズム感があるだけでなく、「音楽を体で理解する才能」につながります。
特に幼児期~小学校低学年の時期は、聴覚と運動神経が密接に発達するため、音楽に敏感な子がダンスを始めると、驚くほど早く動きを覚えるケースもあります。



家庭でも、音楽を流して自由に踊らせたり、一緒にリズム遊びをすることで、音楽に敏感な子の“ダンスの芽”を自然に育ててあげられますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はダンスの習い事は意味ない?について調べてお伝えしていきました!
- ダンスは身体的にも精神的にも成長を促してくれる!
- ダンスでメンタルも強化される!
- 踊ること、ミュージカルが好きな子供に向いている!
今回は、ダンスのメリットやデメリット、そして向いている子どもの特徴について調べてみました。



ダンスを習い事にすることで、子どもが得られることはたくさんあるということが分かりましたよね。
ぜひ、習い事の選択肢のひとつとして検討してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
