Z会と進研ゼミといえば、中学生のお子様がいる家庭だと、一度は耳にしたことがある方が多いでのではないでしょうか。
どちらも大手企業が運営している通信講座ですが、どちらにするか悩む方って多いですよね。
学校の勉強が難しくなったから、Z会と進研ゼミのどちらが良いのか悩んでいます。
学校の勉強以外でも中学生のなかには、部活に一生懸命取り組んでいる子供も多いですよね。
けど、親としては勉強も頑張ってほしいという気持ちもある方が多いはずです。
Z会と進研ゼミ、中学生にはどっちがいいのか様々な角度からお伝えします!
- Z会と進研ゼミ中学生講座の違い
- Z会と進研ゼミ、それぞれのメリットとデメリット
- Z会と進研ゼミ、それぞれにおすすめの中学生
今回は通信教育の大手と言われるZ会と進研ゼミ、中学生におすすめなのはどっちなのか。
メリットとデメリットやおすすめの中学生のタイプなど、Z会と進研ゼミを徹底比較していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
Z会と進研ゼミ中学生講座の違いを徹底比較
Z会と進研ゼミの中学生講座。
二つの通信教育にはどのような違いがあるのでしょうか。
Z会と進研ゼミの中学生講座の違いを4つ上げていきますね。
Z会と進研ゼミ中学生の違い:①学習スタイル
Z会と進研ゼミの中学生講座は、まず学習のスタイルに違いがあります。
Z会はタブレット学習のみですが、進研ゼミは紙テキストのみか、タブレット学習+紙テキストの選択が可能です。
進研ゼミは家での勉強で、もしタブレット学習が合わないと思った時に、従来通りの紙テキストの学習に切り替えることもできます。
タブレットより紙で勉強する方が得意という方もいますよね。
ただタブレットだからと言って書く作業が無いわけではないので、手段としてどちらの方が良いかは試してみてから判断するのをお勧めします。
Z会と進研ゼミ中学生の違い:②料金
Z会と進研ゼミの中学講座の料金12か月一括払いで比較しました。
Z会(本科5講座) | 進研ゼミ | |
中1 | 10,240円 | 6,990円(タブレット教材+紙教材) 6,400円(紙教材) |
中2 | 8,965円 | 7,140円(タブレット教材+紙教材) 6,570円(紙教材) |
中3 | 11,430円 | 7,190円(タブレット教材+紙教材) 7,090円(紙教材) |
受講費用としては進研ゼミの方が全体的にお得になっています。
また、これとは別に専用のタブレット代が必要になります。
入会時期によってはタブレット代が無料になっている場合もありますので、うまくキャンペーンをしているタイミングを狙うのがおすすめです。
Z会と進研ゼミ中学生の違い:③難易度
Z会と進研ゼミ中学生で調べると一番に出てくる違いは難易度です。
Z会は難関校合格を目指した難易度が高めの問題が多くなっていますが、進研ゼミは毎回の定期テストで結果を出すことを目的にしているため、授業の復習というレベルの問題が多くなります。
よりハイレベルな問題を解きたいという中学生にはZ会の方がおすすめです。
Z会と進研ゼミ中学生の違い:④対応教科
Z会と進研ゼミ中学生の対応教科ですが、これはどちらも国語・数学・理科・社会・英語の5教科+音楽・保険体育・美術・技術家庭の副教科4科目の計9教科対応となっています。
メインの教材としては違いはないのですが、オプションに少し違いがあるんです。
Z会は英検やTOIECを含めた英語学習がついてきますが、進研ゼミは英語検定対策に加えてオンラインライブ授業や全国規模の模試、電子書籍などがついてきます。
色々なオプションがあるという意味では進研ゼミの方がお得な感じがしますよね。
主要教科ももちろん大事ですけど、副教科や英検対策とか、いろいろやっていただけると嬉しいです!
英検対策は子供に必要!と考える方も多そうですよね!
それでは、次にZ会と進研ゼミ中学生のそれぞれのメリットやデメリットについて見ていきましょう!
Z会と進研ゼミ中学生それぞれのメリットとデメリットは?
ではZ会と進研ゼミ中学生のメリットとデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
講座別にメリットとデメリットを見ていきましょう。
Z会のメリット
まずはZ会のメリットです。
Z会のメリットは全部で3点あげられます。
どれもとても魅力的なメリットですが、もう少し詳しく見ていきましょう。
Z会のメリット:①1講座ずつ選択も可能
Z会のメリットの1つ目として、苦手な講座や塾で受講していない講座だけを選び、1講座から受講する事が可能です。
1講座あたりの受講料金は中1の場合2,992円となっていますので、苦手科目だけを勉強したい場合などはZ会で講座を選択して受講できるのは嬉しいですね。
数学だけが足を引っ張るので、他の科目よりも数学を重点的に鍛えたいという場合に、講座選択できるのはメリットになりますね。
Z会のメリット:②本質的な考え方が身に付く
Z会のメリットの2つ目は、本質的な考え方が身につくということです。
Z会では、人生を豊かにする「本質的な学び」をテーマにしています。
ただ理解して暗記していくだけでなく、その解答に至るまでどうしてそうなるのかを考えて解いていくことを目標にしますので、解法までの考え方をしっかりと身に着けることができます。
Z会のメリット:③教科書を超えたレベルの高い問題で勉強できる
Z会のメリットの3つ目は、教科書を超えたレベルの高い問題が多いということです。
その分問題数は少なめになりますが、応用力が必要な問題が多いため、より難しい問題を解きたい学生や難関高・難関大学を目指している人におすすめです。
Z会のデメリット
次にZ会のデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
人によってはデメリットを、気にしないとか当てはまらない場合もあるかもしれません。
そのデメリットが当てはまるのかどうかを、もう少し詳しく見ていきましょう。
Z会のデメリット:①勉強が苦手な子には取り組みづらい
Z会のデメリットの1つ目として、勉強にあまり自信がない、勉強が苦手な子には取り組みづらいというものがあります。
Z会のメリットの3つ目にもありますが、Z会では応用力が必要な難易度の高い問題が多くなります。
基礎的な問題への解説が少なかったり、なぜそのように解くのかを考えながら解いていく必要があるので、勉強が苦手な子にはあまりおすすめできません。
Z会のデメリット:②タブレットコースしかない
Z会のデメリットの2つ目は、Z会の中学講座はタブレットコースのみになります。
タブレットコースでも「書く」という作業はもちろんありますが、紙に書くというのとは少し違いますよね。
紙のテキストで書きながら勉強したいと思った時に、その選択肢を選ぶことができないというのはデメリットと言えると思います。
Z会のデメリット:③条件を満たさないとタブレット代の自己負担がある
Z会のデメリットの3つ目は、専用タブレット代がかかる可能性があるという事です。
Z会では次の条件を満たした場合のみ、専用タブレット代が0円になります。
6ヶ月払いや1講座のみの受講を選択した場合は、29,960円の専用タブレット料金が発生しますので注意が必要です。
また、タブレットが無料になるキャンペーンをしている場合もあります。
Z会専用タブレットの料金やiPadでの代用については、こちらの記事にも説明していますので併せてごらんください。
進研ゼミのメリット
次からは進研ゼミのメリットを見ていきます。
Z会は先ほどたくさんメリットがありましたが、進研ゼミ中学生もたくさんメリットがありますよ!
先ずはこちらをご覧ください。
- 漫画形式で勉強が苦手な子にも取り組みやすい
- タブレットか紙テキストか合うタイプを選べる
- スケジュールがたててあり、調整も可能
- 学校の定期テスト対策に強い
- 副教科のテスト対策までできる
- タブレット代の自己負担がない
メリットがたくさんありますね。
ではこの6個の進研ゼミのメリットについて詳しく見ていきましょう。
進研ゼミのメリット:①漫画形式で勉強が苦手な子にも取り組みやすい
進研ゼミ中学生のメリットの1つ目は、漫画やイラストが多く使われた教材を使っているということです。
社会の歴史のテキストには漫画での説明があったり、中学受験講座のホームページにオリジナルの漫画メーカーがあったり、楽しみながら勉強することができます。
問題ばかりは苦手という人に進研ゼミはおすすめです。
イラストで説明が入っていると子供も理解しやすいので、文字ばかりよりはいいですよね。
Z会は難易度が高いですが、進研ゼミ中学生も成績上位を目指している子供向けの教材です。
漫画やイラストなどは、印象に残ると思うので、良いアイディアですよね!
進研ゼミのメリット:②タブレットか紙テキストか合うタイプを選べる
進研ゼミ中学生のメリットの2つ目は、学習スタイルのタイプを選ぶことができるというものです。
専用タブレット中心のハイブリッドスタイルと、紙テキスト中心のオリジナルスタイルの2種類から選ぶことができます。
自分に合うタイプを選べるだけではなく、途中でこの学習スタイルは変更することも可能です!
Z会では選ぶことはできないけれど、進研ゼミ中学生では選ぶことができるのは、嬉しいメリットですよね。
進研ゼミのメリット:③スケジュールがたててあり調整も可能
進研ゼミ中学生のメリットの3つ目は、テスト日程やテスト範囲、目標や取り組み時間などから自動的にスケジュールを立ててくれます。
またそのスケジュールは常に再調整されるので、決して無理することなく勉強をすすめることができます。
進研ゼミは部活との両立が可能とよく書かれていますが、この無理のないスケジュールを立ててくれることがその理由です。
進研ゼミで上手く時間を活用している方のお声が届いています。
用事が入ったり部活が長引いたり疲れたりして勉強できない人化も多いので、そういう時にもスケジュールが変更されて無理にこなさなくていいのは助かります。
Z会は難易度が高いので、部活に一生懸命取り組む子供には大変かもしれないですが、進研ゼミ中学生であれば、上手く両立できそうな点はメリットになりますね!
進研ゼミのメリット:④学校の定期テスト対策に強い
進研ゼミ中学生のメリットの4つ目は、学校の定期テスト対策に強いということです。
全国の進研ゼミを受講した学生たちのデータや、定期テスト暗記BOOKなどを使用して、実技形式のリハーサルと定期テストのポイントの暗記術で勉強を行います。
学校で使用される教科書に対応した教材なのもうれしいですね。
進研ゼミのメリット:⑤副教科のテスト対策までできる
進研ゼミ中学生のメリットの4つ目は、主要5教科だけでなく、音楽・保険体育・美術・技術家庭の副教科に対するテスト対策もできるという点です。
中学校ではもちろん副教科のテストもあります。
この点に関しても、喜びの声がたくさん届いていますので、紹介しますね。
普通の塾ではなかなか対応できない副教科についてもテスト委対策ができるのは通信教育のメリットです。
進研ゼミのメリット:⑥タブレット代の自己負担がない
進研ゼミ中学生のメリットの5つ目は、6か月以上の継続受講で、タブレット代が無料になることです。
しかも、もし6か月未満でやめてしまった場合や学習スタイルの変更をした場合でも、請求される金額は税込で8,300円となっています。
費用が掛かったとしてもだいぶお得ですよね。
また、数に限りはありますがリユースタブレットという中古のタブレットの申し込みもでき、こちらは完全無料となっています。
こだわりのない人はリユースタブレットもおすすめです。
進研ゼミのデメリット
最後に進研ゼミ中学生のデメリットを3つ見ていきたいと思います。
進研ゼミ中学生のメリットはたくさんありましたが、デメリットについても取り上げていきます。
先ずはこちらをご覧ください。
- 問題量が少ない
- テキストコースの場合はテキストの保管場所が必要
- 教科書範囲を超える応用問題は少ない
考えられる進研ゼミ中学生のデメリットはこちらです。
それでは、早速見ていきましょう!
進研ゼミのデメリット:①問題量が少ない
進研ゼミ中学生のデメリットの1つ目は、問題量が少ないということです。
取り組みやすさと短時間での学習を目標とする進研ゼミですので、全体的に問題量が少なくなっていると言えます。
問題量が物足りないという人は、副教材として別のテキストを購入したり、塾の勉強の補助の目的として使用しているようです。
子供は問題が少なくて嬉しいかもしれませんが、親としては複雑ですよね。
Z会であれば問題量もそれなりにあるという声も多かったですが、進研ゼミ中学生は問題量が少ないという声もありました。
このあたりの問題は、子供と相談しながら決めた方がいいかもしれません。
進研ゼミのデメリット:②テキストコースの場合はテキストの保管場所が必要
進研ゼミ中学生のデメリットの2つ目は、紙テキストとタブレットのコースの場合、紙テキストの保管場所が必要になるという事です。
タブレットだけであれば1か所だけで済みますが、テキストも各科目分と考えるとそれなりの量になります。
タブレット1個ですっきり済ませたいという人は、タブレットのみのコースの選択をおすすめします。
進研ゼミ中学生コースで、紙テキストが良いという子供もたくさんいます。
ずっと紙テキストを所持していくわけでもないので、処分のことを考えるとめんどくさいと思う保護者も多いかもしれません。
進研ゼミのデメリット:③教科書範囲を超える応用問題は少ない
定進研ゼミのデメリットの3つ目は、応用問題や難易度の高い問題は少ないという事です。
定期テスト対策に重点を置いていることからの分かるように、進研ゼミの中学講座の内容は基礎をしっかりと固めることを目的とした問題が多い傾向にあります。
短時間でしっかりと理解していくという意味では進めやすいとも言えますが、手ごたえが少ないという口コミも見られます。
Z会と進研ゼミ中学生のタイプ別おススメはコレだ!
Z会と進研ゼミ中学生のメリットやデメリットについて調べてきました。
それらをもとに、Z会と進研ゼミにおすすめな中学生はどのようなタイプなのかを見ていきます。
勉強に苦手意識がある中学生は進研ゼミがおすすめ!
勉強があまり得意ではない中学生には進研ゼミがおすすめです。
難易度の高い問題が少なく、しかも短時間で勉強を行えますので、負担なく勉強を進めていくことができるのが進研ゼミのポイントです!
定期テスト対策や着実なレベルアップを目指す中学生なら進研ゼミ!
定期テスト対策や着実なレベルアップを目指す中学生には進研ゼミ中学生がおすすめです。
全国から集めたデータをもとに行われる定期テスト対策や、基礎をしっかりと復習する進研ゼミは、学力の維持と学校の成績のアップに向いていると言えます。
部活も頑張りたい忙しい中学生なら進研ゼミ!
部活と勉強を両立したい忙しい中学生には進研ゼミ中学生がおすすめです。
無理のないスケジュールを立ててくれて、隙間時間を利用しての短時間学習というメリットを持つ進研ゼミは、部活と勉強の両立をサポートてくれます。
勉強だけでなく、日々の学生生活を楽しみたいという人にはZ会よりも進研ゼミ中学生のコースをおすすめします。
基礎学力があってハイレベルな問題に挑戦したい中学生ならZ会!
ある程度の基礎学力は持っていて、ハイレベルな問題に挑戦したい中学生にはZ会がおすすめです。
問題量も豊富で、問題を解く上での考える力も身につくZ会。
難しい勉強をしたいという中学生には、Z会の難易度の高い勉強はきっとやりがいがあると思います。
難関校合格を目指すならZ会がおすすめ!
ホームページなどでも書かれていますが、難関校・難関大学合格を目指したい中学生にはZ会です。
口コミやZ会のホームページの志望校合格実績、大学の合格実績などを見ても、難関校を目指すにはZ会の方がおすすめという意見が多くなります。
大事なのは今何が必要で、何を目標としているのかをまず考えることなんですね。
やってみないと分からないというところもあると思います。
子供がどうしたいのか、今どのぐらいの勉強をしていてどこを目指しているのか。
その意志や方向性は大事にしてあげたいですね。
Z会と進研ゼミ迷ったら途中変更可能なので現在の学力レベルを優先!
Z会と進研ゼミのどちらにするか迷ったらどうすればいいのでしょうか。
まずは今の自分の学力に合う通信教材を選択するようにしましょう。
難関校を目指しているからという理由でZ会にして、勉強に苦手意識を持ってしまっては元も子もありませんよね。
部活との両立を目指すのか、勉強に専念するのか。どんな風に学校生活を送っているのかによっても変わると思います。
勉強が苦手だけど難関校を目指したい、と言う場合は、まずは進研ゼミで学力の定着を図ってからZ会に変更するという選択肢もあると思います。
子供にあったレベル・内容の通信教育を選んであげましょう。
無理は禁物です!
Z会と進研ゼミは、始めた後に途中でやめることもできますので、合わないと思ったら変更するというのは決して悪い事ではありません。
状況に合わせて変更するのも一つの手段として覚えておくといいのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
Z会と進研ゼミの中学生講座の違いやメリットとデメリット、おすすめの中学生のタイプについてみてきました。
- 定期テスト対策や部活など、学校との両立をしたい中学生には進研ゼミ!
- 難関校を目指してハイレベルな問題を解きたいならZ会!
- まずは今の学力にあったほうを選択して、状況に応じて変更を考える
自分の現在の学力がどのぐらいなのか、どのぐらいの難易度の教材がいいのかを考えて、自分に合う講座を選択したいですね。
どうしても決められないという場合は、両方とも体験講座を受けることができますので、まずは両方とも体験してみることをおすすめです。
子供に合った通信教育が見つかるといいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました!