Z会だけで浪人は可能？費用は？宅浪や予備校との違いやメリット！

Z会だけで浪人は可能なのか悩んでいたりしませんか？

Z会だけで浪人する場合、費用はどうなるのかも気になりますよね。

Z会だけで浪人ができるのか、浪人する場合の費用はどれくらいかかるのかを紹介します。

また、Z会だけで浪人する場合と予備校での浪人の費用の比較もしていきます。

Z会は浪人生も受講ができる？

Z会は浪人生も受講ができます。

Z会には高卒生向けの教材が用意されています。

内容は、ほとんど高校三年生向けと同じと考えていいかと思いますが、高卒生向けではPDCAサイクルというものをかかげており、次の年の大学入試に向けて学習ができます。

PDCAサイクルとは？
Plan:志望大ごとに合格から逆算し学習プランを設計
Do:大学入試の傾向を捉えた良問で効率よく学習
Check:90年以上添削してきた質の良さで記述力を伸ばす
Action:復習で弱点の対策をする

Z会で浪人生が受講ができるコースはどれ？

Z会で浪人生が受講できるコースとして、大学受験生向けに開講されている講座は基本的に受講が可能です。

20講座86科目が開講されています。

具体的な講座はこちらになります。

東大講座9科目
京大講座8科目
最難関講座9科目
早慶大講座8科目
難関講座6科目
専科3科目
特講15講座43科目

そして、テキストコースとタブレットコースの２つから選べるので実質172個から選択できます！

高校三年生向けの講座と同じ講座内容かと思います。

Z会だけで浪人するのにかかる費用はどのくらい？

Z会だけで浪人するのにかかる費用は具体的にどのくらいかかるか気になりますよね。

志望している大学によってかかる費用が変わってきます。

国公立大学と私立大学では受験科目の数が違うことが多いので費用も大幅に変わります。

なので、今回は国公立大学と私立大学で分けて詳しく紹介していきます！

Z会だけで浪人する際の費用①:国公立大学の場合

Z会だけで浪人をして国公立大学を受験する場合の費用を表にしたものがこちらです。

講座	タブレットコース	テキストコース
東大講座(文・理)	28,710円
京大講座（文系）※日本史のみ選択	22,768円
京大講座（理系）	28,710円
最難関講座（文・理）	22,296円

国公立を受験する場合は、受験科目が英・国・数の主要3科目に加えて、理社から1、2科目選択の場合が多いかと思います。

今回の表では、受験科目に合わせて科目を全て受講した場合の料金を記載しています。

ですので、苦手科目のみ受講する場合や科目数の少ない大学を志望している場合はもう少しお安くなります！

そして国公立大学の特講がいくつかありますのでこちらも表でご紹介いたします！

志望大学	講座	タブレットコース	テキストコース
東大	東大過去問添削5カ年セット（文・理）	39,500円
	東大過去問添削最新年度セット（文・理）	5,900円
	直前予想演習シリーズ　東大（文・理）	9,800円
京大	京大過去問添削5カ年セット（文系）	31,600円
	京大過去問添削5カ年セット（理系）	39,500円
	直前予想演習シリーズ　京大（文・理）	9,300円
旧帝大	直前予想演習シリーズ　東京科学大（理工学系）	8,800円
	直前予想演習シリーズ　一橋大
	直前予想演習シリーズ　（文系） 北大・東北大・名大・阪大・九大	8100円
	直前予想演習シリーズ（理系） 北大・東北大・名大・阪大・九大	8800円

追加で過去問や予想演習シリーズがあります！

こちらも必要なものを選んで受講することが可能です！

Z会だけで浪人する際の費用②:私立大学の場合

Z会だけで浪人をして私立大学を受験する場合の費用を表にしたものがこちらです。

講座	タブレットコース	テキストコース
早慶コース（文系）	16,472円
早慶コース（理系）	22,296円
難関講座（文系）※英・国のみ	11,178円
難関講座（理系）	15,767円

私立大学は早慶のみ単体でコースが用意されています。

早慶以外を受験の際は難関講座を受講する選択が最善かと思います！

もちろん私立大学の講座も苦手科目のみ受講という選択もできます！

そして特講はこちらです！

講座	タブレットコース	テキストコース
直前予想演習シリーズ　早大	6000円
直前予想演習シリーズ　慶大	4000円

私立大学で特別講座が用意されているのは早稲田大学と慶應大学のみとなっています。

そして、文系理系の選択もありませんでしたので内容は文理一律になります！

Z会浪人と予備校浪人の費用の比較

浪人する時の選択肢として今回取り上げるのは、Z会だけで浪人する場合、市販の問題集だけで浪人する場合と予備校に通う場合です。

その場合の費用の違いを表で見ていきましょう！

浪人方法	入塾・入会費用	授業料・教材費用（一括）	合計費用(年間)
z会	無料	399,720円	399,720円
市販の参考書	ー	約300,000円	約300,000円
大手予備校	100,000円	約1,000,000円	約1,100,000円

今回は科目数が多く金額が比較的高い東大理系受験の教材・講座にかかる費用で比べました。

Ｚ会は理系で演習シリーズ・過去問を含めた金額で約40万円となります！

ですが、お支払いの方法や加入時期によってはセット割引が月々1000円分、一括払いの割引が5%入りますのでもう少しお安くなるかと思います！

そして1番費用が大きい予備校は、国公立大学志望の場合大体100万円前後かかると考えて良いかと思います。

予備校とZ会の費用を比べるとZ会の方が70万円近く安くなりますね！

1番金額が読めないのが、市販の問題集で宅浪する場合です。

受験科目数や苦手科目によって参考書や問題集の量が変わります。

参考書や問題集を書店で買うか、メルカリやブックオフで買うかでも結構金額が変わりますね。

Z会だけで浪人することは実際のところ可能なの？

Z会だけで浪人することは可能です。

浪人したら絶対に予備校に通わないといけないわけではないですよね。

Z会だけで浪人をするのが自分に合っていることもあります。

なかなか思うように進められなかったり、苦手を苦手なままにしてしまうことも多くなってしまうのをＺ会の添削やテキストのサポートしてくれます。

宅浪で自己流の学習が確立していない方は、より志望校合格への土台が作れるかと思います。

Z会だけで浪人するメリットは？

Z会だけで浪人した時のメリットを詳しくみていきましょう！

メリット①:受講費用を抑えることができる

Z会だけで浪人した時のメリットとして受講費用を抑えることができる点です。

大学入試の費用は、共通テストや私立大学、国公立大学の2次試験と20万円以上かかることも多くあります。

また、交通費も受ける大学によりますが、意外と金額がかかります。

Z会だけを受講の場合、予備校の半分以下の費用で受講ができるので、結果的に浪人時の全体的な費用を抑えることができます。

メリット②:自宅で受講ができるので移動時間が必要ない

塾や予備校は移動時間がどうしてもかかります。

有効活用してバスや電車の中で学習するにしても限度がありますよね。

Z会で浪人する場合は、自宅で受講ができるので移動時間がありません。

なので、ロスタイムがなく最大限時間を使って学習ができます！

メリット③:対人関係で悩むことが少ない

集団生活をしていると大なり小なり対人関係で悩むことがありますよね。

学校生活ではある程度対人関係で我慢できていたことも、浪人時はそうはいかないこともあります。

予備校の高卒生コースは大学受験に焦っている方も高校時代より多いですので、緊張感も高いです。

その空気がいい方向に作用することももちろんありますが、その中で対人関係を良好に保つのは大変です。

その点、Z会の高卒生コースは自宅で学習するため対人関係に関する悩みはほとんど発生しないかと思います。

メリット④:体力に関係なく自分のペースで受講ができる

浪人は高校時代以上に勉強時間を設けることになります。

なので、根気と体力が必要になります。

ですが、体質的に体力がない方や体調を崩しやすい方もいますよね。

Z会の場合、体調が悪い時は休憩を多めに設けたり、逆に体調がいい時は多めに進めたりできます。

Z会だけで浪人するデメリットは？

ここまでは、Z会で浪人するメリットをお話ししました。

もちろんZ会の浪人はメリットだけではなくデメリットもあります。

メリットの方が大きいかデメリットの方が大きいか比較して検討してみてください。

デメリット①:学習の管理が大変

Z会だけで浪人するデメリットは学習の管理が大変ということです。

予備校では、時間割が決まっていますが、Z会など通信教材では時間割が決まっていません。

なので学習時間の配分が苦手な方や苦手を全部無くしたいと思う方には管理が大変かと思います。

逆に、時間や配分の管理が得意な方や勉強方法が確立されてる方は利点になりますね！

デメリット②:相談相手が少ないので孤独な戦い

2つ目のデメリットとしてあげられるのが相談相手が少ないということです。

予備校の場合、基本的にクラス制が導入されているので友人に相談できたり講師やチューターさんに困っていることを相談できます。

しかし、自宅で学習となると対面で相談できる人は家族や高校時代の友人になるかと思います。

高校時代の友人は大学や専門学校に進学している子も多いと思うので、相談もしづらいですよね。

打開策としては、Z会の進路相談を利用することや小中高の知り合いから浪人生を見つけることかと思います。

デメリット③:セルフマネジメント力がないと挫折しやすい

そして最後にZ会のデメリットとしてセルフマネジメント力がないと挫折しやすいということです。

自宅で学習するとなると、予備校とは違い指定された時間割はありません。

なので、自分で決めた時間と学習量をこなす計画性が必要になります。

逆にいうと自分で学習する習慣が定着していて、計画通りに進めることが得意な人には、ほとんど問題がないでしょう。

Z会だけで浪人がおすすめな人はどんな人？

ここまで、特徴やメリット・デメリットを紹介してきました。

メリットやデメリット、特徴を踏まえてZ会だけで浪人がおすすめな人を紹介します。

Z会だけで浪人がおすすめな人①:自宅学習ができる人

Z会だけで浪人がおすすめな人は自宅学習ができる人です。

自宅学習はご家庭によっては静かな場所を確保できなかったり集中できないことがあります。

ですが、集中できる場所や時間を確保できる方はZ会で浪人することが可能かと思います。

自宅で勉強することが難しい方は、勉強が可能な図書館や自習室などの利用も検討してみてもいいかもしれません！

Z会だけで浪人がおすすめな人②:体調や体力に自信がない人

Z会だけで浪人がおすすめな人として体調や体力に自信がない人があげられます。

浪人期間はストレスやプレッシャーがどうしてもかかります。

朝から晩まで予備校で時間割に合わせて勉強することになり、体力や体調に自信のない方は、身体に負荷がかかってしまうこともあります。

その点、Z会の通信教材だと体調が悪い日は勉強をお休みし、ベッドに横になるなど自由に休暇を取ることができます。

また、勉強途中でもなんだか体調が悪いなと思ったら誰に断りを入れずとも休憩することができるのも利点です。

Z会だけで浪人がおすすめな人③:仮面浪人を考えている人

Z会だけで浪人するは仮面浪人を考えている人にもおすすめです。

仮面浪人とは大学に在学しながら他の大学の受験を試みることを言います。

大学に入学し、単位をとりながら受験勉強をするとなると予備校に通うのは時間の関係で無理でしょう。

ですが、Z会など通信教材での宅浪であれば勉強時間や場所の融通がききますのでおすすめです。

Z会だけで浪人がおすすめな人④:費用をできるだけ抑えたい人

Z会や市販の教材だと予備校に通うよりも50万ほど費用が抑えられることがわかりました。

できるだけ費用を抑えて、ある程度の勉強を道筋を示してくれる教材がいいとなるとZ会など大手通信教材の高卒コースが選択肢としてあげられると思います。

もちろん入試で必要である教科と共通テストや2次テスト対策全て頼むという選択もありますが、苦手な科目だけ選択して受講することもできます。

Z会だけで浪人がおすすめな人⑤:セルフマネジメント力が高い人

総合して、セルフマネジメント力が高い人はZ会での浪人がおすすめです。

学習時間や、学習計画、体調管理などができる人は通信教材での浪人で結果が残せる可能性も高いでしょう。

もちろん、完璧にセルフマネジメントができる必要はありません。

行き詰まり、計画通りにいかなくても適度にリフレッシュを挟みまた軌道に乗せることができれば問題ありません。

Z会だけで浪人はおすすめできない人はどんな人？

先ほどはZ会だけで浪人がおすすめできる人を紹介いたしました。

おすすめできる人もいれば、あまりZ会だけでの浪人をおすすめできない人もいます。

大学受験は将来に関わる試験も多いですので、おすすめできない人に当てはまっていないかしっかり吟味してみてくださいね。

Z会だけで浪人はおすすめできない人①:自宅学習が苦手な人

Z会だけで浪人がおすすめできない人は自宅学習が苦手な人です。

自宅だとどうしても、ゲームやスマホなど勉強以外の誘惑が多いですよね。

適度に息抜きとしてやる分には問題ありませんが、あまりにも娯楽の配分が多くなってしまう人には、自宅での学習ではない方がいいかもしれません。

Z会だけで浪人はおすすめできない人②:セルフマネジメント力が低い人

自宅学習が苦手な方というのも含め、セルフマネジメント力が低いと感じる方にも、あまりZ会だけで浪人はおすすめできません。

学習計画や予習復習など時間を組んだりはもちろんですが、ストレスが溜まりすぎないように息抜きをすることも計画にいれなければなりません。

長時間勉強しても体調を崩して1ヶ月ほど調子が出なくなってしまったとなっては、逆に焦ってしまいますよね。

Z会だけで浪人はおすすめできない人③:志望大学の対策コースがない人

Z会だけで浪人はおすすめできない人として志望大学のコースがない人もあげられるかと思います。

東大、京大、早稲田、慶應などの大学は独立してZ会にコースがあります。

ですが、医療系の大学や美術系の大学などは対策ができるコースがほとんどありません。

もちろん学科試験の対策はできるのでそちらだけZ会を利用することはできますが、実技や面接はなかなか対策がしづらいですので、塾などと併用して利用した方が効果は得られるかと思います。

まとめ

いかがでしたか？

Z会だけで浪人ができるのか、浪人する場合の費用はどれくらいかかるのかついて理解していただけましたか？

Z会だけで浪人ができることや、浪人する場合の費用が抑えられるということが分かりましたね！

また、メリット・デメリットやおすすめな人・おすすめできない人についても紹介いたしました！