そろばんの習い事は意味ない？やめたほうがいいと言われる理由とは？

そろばんの習い事が「意味ない」と言われる事がありますが、令和でも子供たちの習い事で根強い人気なのがそろばんである事も間違いないです。

「そろばんの習い事なんて意味ないよ。やめたほうがいいよ。」と言われた事がある方もいるのではないでしょうか。

子どものためにそろばんを習わせたいけど、意味ないのは困る。と感じている方って多いですよね！

最近ではそろばんの習い事は意味ない、やめたほうがいいと言われるケースも増えてきているけれど、実際はどうなのでしょう？

今回たくさんの率直な意見を聞きたいと思いましたので、アンケートを実施しました！

意見もたくさん頂いていますので、体験談としてお伝えしていきますよ。

そして、意味がある理由とない理由の回答についても紹介していきます！

どうぞ最後までご覧ください！

そろばんの習い事は意味ないって本当？【アンケート結果】

そろばんを習った意味があったのかを幅広い年代の方に聞いてみる事で、そろばんを習う事の意義についても知る事ができますよね。

今回はクラウドワークスで実際にそろばんを習ったことがある方、もしくは子供にそろばんを習わせたことがある方100人を対象にアンケートを実施しました！

「とても意味があった」と「まあまあ意味があった」を合わせてみた結果全体の82％の方が意味があったと回答しています！

「まったく意味がなかった」と「あまり意味がなかった」を合わせてみると全体の18％ということになりました。

そろばんの習い事が意味ないと思った理由

そろばんの習い事にまつわる意味がないと言われている理由をあげていきます。

そろばんを始める前に意味がないと言われる理由を知っておくことで、心の準備ができますよね。

理由①算数力が向上するわけではない

そろばんを習わせた方の中には、算数の成績が向上する事を目的として習わせている方もたくさんいます。

計算力は向上するケースが多いですが、算数を理解するという事は別物であるという事は理解しておいた方がいいかもしれません。

30代女性 (会社員)
そろばんを習ったからと言って数字に強くなったわけでもなく、暗算が早くなった訳でもなく、お金を払わずとも後々学校でそろばんの授業がちゃんとあったのでお金を払ってまで習うものではなかったかなと今では思います。

算数の応用問題等は文章を理解してから計算をするという事になるので、そろばんを習ったからといってすぐに算数の成績がグンと上がることは期待しない方がいいかもしれないです。

理由②電卓があるから必要ない

そろばんの習い事が意味ないと言われる理由として、電卓を使うからという事を挙げる方が結構います。

最近は小学生の子供もスマホを持ち歩くケースが増えてきました。

お店に子どもだけで買い物に行くときにも、携帯電話の電卓機能があれば予算以内に買い物をする事も簡単にできます。

そろばんは暗算までしっかりできるようになっていなければ、普段の生活ではあまり役に立たない事も多いので、このように言われることがあります。

60代女性 (主婦)
暗算までできるようになれば意味があるけど、級の低いレベルまでやっても結局計算が早くならなかったし、意味がなかった。ずっとやってなければ忘れてしまうし、現代の世の中では簡単にiPhoneなどで計算機も使える

30代男性 (自営業)
今の時代、電卓がスマホなどに標準装備されているのでわざわざそろばんを使って計算する必要がないと思います。 もし、指先の体操を目的とするならルービックキューブみたいな物をやるほうが持ち運びも便利なので良いと思います。

理由③受験に直結しない

中学受験・高校受験などでそろばんの資格を得ている事により、有利になるという事はあまり聞いたことがありません。

子どもの受験のために、そろばんの資格が欲しいから習わせるという目的では成果を得る事ができないと思われます。

そろばんの習い事が意味あったと思った理由

そろばんの習い事にまつわる意味があったと言われている理由を挙げていきますね。

子どもの習い事で検索すると必ず上位に入るのがそろばんです。

習わせる事を選択する方もたくさんいますので、それには理由があるはずですよね。

理由①計算が早くなる

そろばんの習い事が意味あったと言われる一番の要因は計算が早くなるという事を多くの方が答えています。

今回のアンケートで「とても意味があった」と「まあまあ意味があった」と答えた方の中の約85％の方が計算について触れていましたので、その一部の声ですがお伝えします。

40代女性 (主婦)
今でも暗算で計算がはやく出来る。そろばんが頭に浮かび、そろばんの珠をはじくようなイメージです。あまり大きな数字は苦手ですが、日常生活で買い物をしたりする時にとても助かっています。

20代女性 (会社員)
暗算が早くできるようになったからです。 私生活や仕事でも暗算が早くできることで算盤を習っていて良かったと思うことが多々あります。 早くできて得をするかと言われればそんなことはないですが スムーズに買い物や仕事をすることができます。 あとは算盤の試験で集中力はついたのかなと思うので、やってて良かったです。 習わなくてよかったと思ったことはありません。

ある程度そろばんを習う事で、暗算を習得できるようになり、仮想のそろばんで計算ができるようになります。

算数・数学は計算する事が重要ですが、その場面で暗算を習得している事により、数字に対して苦手意識を持つ事なく、計算する事ができるので、習い事にそろばんを選んで良かったと答える方が多いです。

理由②右脳を鍛える事ができる

計算処理に関しては左脳と思われている方が多いので、そろばんを習ったら左脳をより鍛える事ができると思いますよね。

じつはそろばんは右脳を鍛える事ができると言われているんです。

20代女性 (会社員)
脳を使うからです。指を動かして計算するからこそ脳を鍛えられるので習わせて良かったです。かなりの刺激を与えられるのでそろばんを使って計算することを習ったら良かったと思いました。かなり自然に記憶力が上がると思います。

40代女性 (会社員)
自分自身としては視覚と指先を使うことで右脳を鍛え、働きを活発にすることで記憶力や創造力を高める効果があるほか、計算を繰り返すことで情報を早く正しく処理できるようになり、そろばんを通して学ぶ概数や概算は物事を判断し、分析する能力も身に付けることにつながるからです。

指でそろばんをはじきながら、読み上げられる数字を聞き漏らさないようにしなければなりません。

脳を使いながら手も使うという一連の動きが右脳を鍛える事ができると言われているみたいです。

理由③３級から履歴書に書く事ができる

そろばんは珠算検定が10級からあり、3級を取得しているとそれを履歴書に書く事ができると言われています。

子どもの習い事ですので、履歴書の事まで考えて決断するケースは多くはないとは思いますが、将来を見据えて考えると履歴書に書く事が出来る点は意味があった理由と答えてもおかしくはないですよね。

以前はそろばんの資格を履歴書にかくと就職に有利だったという時もあったようですよ。

ただ、現在は昔ほど有利だという話は聞きませんが、履歴書には記載はできる資格ですのでメリットにはなるのではないでしょうか。

40代男性 (会社員)
小学校の授業後にそろばん教室に通っていたが、放課後の時間を有意義に使うことができたと思う。真面目に取り組んでいたため、地区の大会や県大会・全国大会に出場することもできたし、段位まで取得したため履歴書資格欄に書けることも良かったと思う。

そろばんの習い事をやめたほうがいいと思った理由

実際にそろばんの習い事をやってみたからこそ、やめたほうがいいと思ったと答える方も少なからずいます。

やめたほうがいいという意見も知っておく事は大事ですよね。

必ずしも自分の子どもに一致するという事ではないとは思いますが、意見として参考にしてみるのもいいのではないでしょうか。

では、やめた方がいいと思った理由をそれぞれ詳しく見ていきましょう！

理由①習得までに時間がかかる

何事も個人差があるという事を念頭に置いてもらいたいのですが、そろばんを習得するまでに費やす期間は大体2年〜3年であると言われています。

早い人であれば１年程で習得する事できたというケースもあります。

20代男性 (会社員)
特に暗算が得意になるわけではなかったので、意味がなかったと感じています。もう少し習っている意味を理解したり向上心を持って取り組むことが大事だったかもしれません。また、日常でそろばんそのものを使う機会がないことも習う意味がなかったと感じる要因です。

暗算をどうしても習得したいという事でなければ、計算問題を解く際の数字への抵抗を払拭する事はできますが、基本的に習得までには時間はかかると言われている習い事です。

理由②字が雑になることもある

そろばんは資格取得のための試験も含めて、時間との勝負なので答えを書く時もササっと素早く書く癖がついてしまう方が多いです。

普通のテストであれば、丁寧に誰にでも読む事ができる文字を意識する子どもであっても、早く次の問題に取り組むために読めさえすればいいという意識に変わってしまうみたいです。

それがそろばんの時だけという意識で行っているのであればまだ良いですが、それ以外のあらゆる場面においても急いで書く癖が抜けきれないという子どももいるので、この点は少しマイナスですね。

理由③少なくとも週2回～３回程通う必要がある

そろばんは週に2回～3回程度は通う事を推奨されています。

週に1回でも問題ないですが、効果に違いがでると言われているため週に2回～3回は通う事になると考えておいたほうがいいでしょう。

親としては習い事をして効果を感じれる方がいいですよね。

ただ、送り迎えが必要なケースが多い事と他の習い事にも支障をきたす可能性もあるという事もあり、週に2回以上は通わなければいけないというのは親子ともに重荷になるという可能性もあります。

理由④筆算が分からなくなることもある

そろばんと筆算の計算の仕方が異なるので、筆算が苦手になる子どももいます。

そろばんでは筆算を習う事がなく、ある程度慣れてしまうとそろばんの方が早く答えを導き出す事ができてしまうからです。

筆算では計算過程を書く事が当たり前ですが、それが難しいと感じてしまうという声が結構あるみたいですので、そろばんを習うタイミングなども重要になってきますよね。

そろばんの習い事をやったほうがいいと思った理由

そろばんの習い事を選択して間違いなかったと親子ともに思えるのが一番嬉しいですよね。

実際にそろばんを習ったうえで、やって良かったと思える理由も知りたいと思いませんか？

理由①脳の活性化につながる

先ほど、そろばんの習い事の意味があった理由で右脳を鍛える事ができるというポイントがありましたが、これは子どもだけではなく大人の脳にも刺激を与える事ができるという研究結果がわかっているようです。

左右の脳を使って計算していくことで、認知症の予防にも効果を期待できるという研究結果もあるそうです。

子どもの習い事として選ばれる方が多いですが、大人になってからそろばんを習ってみようと思う方もいるそうですよ。

理由②集中力がつく

そろばんを習わせた子どもの親の意見のなかで「集中力がつく」という意見はとても多いです。

50代男性 (会社員)
そろばんは集中力や忍耐力を養うのにも役立ちます。そろばんを使って計算するには集中力が必要であり、間違いなく正確に計算するためには忍耐力も必要です。このようなスキルは、学業や日常生活のさまざまな場面で役立ちます。

40代女性 (会社員)
数字に触れる機会が多くなるのは良かったと感じる。集中力も高まり、計算能力もつくので算数・数学に対しての苦手意識がなくなって良い。しかし、辞めるタイミングがつかめずにだらだらと通ってしまったので目標を明確にしておけばよかった。

制限時間の中でいかに正確に数字を計算していくかが大事で、資格も合格を得るために家でもそろばんをやる子どももたくさんいます。

何時も家で落ち着きがない子どもなのに、椅子に座ってそろばんをやりだすと集中して椅子に座って真剣に取り組んでいるという姿にならわせて良かったと感じる方が多いようです。

理由③暗算が得意になる

そろばんを習わせる事で一番効果を実感できるのは暗算を習得する事ができた時なのではないでしょうか。

電卓やスマホでも計算する事はできますが、買い物や日常生活で計算に触れる機会は少なくはないですよね。

そのような場で暗算ができたら役立つ事間違いないです！

30代女性 (パート)
そろばんを習ったことで、暗算するのが速くなったと思います。当時は子供だったので、電卓を使うこともなかったので暗算が出来て良かったです。また、計算問題に対して苦手意識をもたなかったり、ゲームのような感覚で計算問題をすることができたので、算数も好きでした。指先を細かく使う練習にもなったと思います。

60代男性 (無職)
暗算に拒否反応を示さない。電卓がない時はできるだけ暗算やひっ算をするようにしており、計算にはほとんど困らない。またそろばん・暗算の際の頭の使い方が身について、頭の回転が速くなったような気がする。数字を見て、あるいは暗算をしてどの程度の数字かが想像しやすい。

子どもの頃にそろばんを習って年数を重ねても暗算ができると答える方が多いので、これは是非とも習わせるなら暗算までできるようになって欲しいと親としては思ってしまいますよね。

理由④中学受験に役立つこともある

そろばんと中学受験の結びつきがいまいち分からないですよね？

そろばんを習っている事で、数に抵抗がなくスラスラと計算する事ができるようになる子どもが多いです。

受験では図形や文章問題なども含めて時間以内に様々な問題を回答する必要があります。

そろばんを習っている子どもの多くは計算には時間を取られる事が少ないため、その他の問題にじっくりと取り組むことができるケースが多いため受験に役立つ事もあると言われています。

そろばんの習い事をやったほうがいい子どもの特徴

そろばんの習い事をやると決めても習得するまでには時間も必要な習い事である事がわかっているので、長く続ける事ができることを望みますよね。

自分の子どもがそろばんの習い事をやったほうがいいかどうか気になりますよね。

子どもの特徴：①知的欲求が盛んな子ども

そろばんは資格を取得する事ができますが、10級からはじまり、どんどん数字の桁も増えたり、新しい学びもたくさんある習い事です。

そこで、「どうして」「なんでだろう」という疑問も増えたり、それに対して途中でどうでもいいやと切り捨てるのではなく、知りたいという意欲を持つ事ができる子どもは長く続けることができる習い事になると思います。

自分で考えて答えを導き出す事を大事にしている教室もたくさんあります。

知的欲求を満たす事ができる先生もたくさんいるので、気になる方は教室のそろばんへの取り組みを予め聞いてみるといいかもしれませんね。

子どもの特徴：②努力家

そろばんは時間と集中力が大事です。

そろばんの教室だけでは難しい事も多く、家での地道な復習や練習が必要なケースも多いです。

特に資格取得のために毎日そろばんを家で行う子どももたくさんいます。

そこで大事なのが努力家であるかという事になり、モチベーションを維持して取り組むことができるかという事がとても重要になります。

子どもの特徴：③趣味に夢中になれる子ども

ゲームや漫画を読んだり、その他にも趣味に没頭する子どもは少なくないですよね。

何かに夢中になるという感覚はそろばんにおいても大事な要素の一つになります。

誰かと共同作業したり、話しながら行う習い事ではないからこそ、夢中になる事ができる感覚というのはある方が絶対にいいです。

なかにはそろばんが趣味だと答える子どももいますので、そろばんに夢中になるという環境を整えたりすることも親にとっては大事になることかもしれないですね。

そろばんの習い事をやめたほうがいい子どもの特徴

そろばんを習ってみてどのタイミングでやめたほうがいいかというのは悩んでしまう可能性の一つでもありますよね。

親にとっては素晴らしい習い事であっても自分の子どもが合わないという可能性も絶対にないとは言い切れません。

子どもの特徴：①集中力がない子ども

そろばんを習う事で集中力が身につくようになった子どもも多いですが、その反面、集中力が続かないことで嫌になってやめてしまったという声も多いです。

基本的に椅子に座って地道に計算をしていく事を繰り返すため、いろいろな事に気を取られてしまい、途中で投げ出してしまう子どもには難しいかもしれません。

そろばんで資格を取得したり、面白いかもしれないという喜びを味わう前に、嫌になってしまいやめてしまったという方の多くの理由として集中力のなさを挙げる意見が多いので、その点は予め知っておいた方がいいでしょう。

子どもの特徴：②落ち着きがない子ども

落ち着きがない子どもは、そろばんに興味を持ってしまえば、それに熱中して取り組む事ができるためデメリットは解消されますが、そこに行く前に挫折してしまう事が多いです。

楽しさを知る前に、他の事に気を取られてしまうという事で他の子どもたちに迷惑をかけてしまうからやめたという声もありました。

教室の先生との相性もあるかもしれませんので、先ずは先生と話してみる事をおすすめします。

落ち着きのなさも解消されるかもしれませんので、先ずは教室ではどのような指導方法であるかという事も含めて話してみるといいかもしれないです。

そろばんを習ったほうがいいと思いますか？【アンケート結果】

そろばんを習った事があるからこそ、今からそろばんを習った方がいいか迷っている方にアドバイスをする事ってできますよね。

今回のアンケートでは「そろばんを習った方がいいと思いますか？」という事も調査しました！

「絶対習ったほうがいい」と「余裕があるなら習ったほうがいい」合わせてみた結果全体の71％の方が習ったほうがいいと回答しています！

20代女性 (学生)
頭の回転が速くなるため、行動の迅速さが生まれる。私自身、今まで受けてきた試験の解答速度が上がったり、数学が得意になったりなど、理系の分野での弱さが生れなかった。将来の進路を幅広くさせたいなら、理系を伸ばすべきだと思う。

20代男性 (学生)
暗算一級まで合格しましたが、二桁×二桁の計算が瞬時にできます。学校の勉強でも数学は飛びぬけて得意でした。大学入試のときには他の受験生がひっ算をしているところを暗算でできるのでかなりの時間の短縮になりました。

40代男性 (会社員)
まず数字に対する苦手意識が全くなくなるので理系の思考になる傾向があると思っています。将来的に理系を目指すのであれば学習塾での勉強だけでなく、そろばんはおすすめです。 また、日常生活でも買い物などでお金の計算が瞬時にできるのでいつも役に立っているのでおすすめです。

「習わなくていいかも」と「絶対に習わない方がいい」を合わせてみましたが29％という結果となりました。

30代女性 (主婦)
習い事以外でそろばんに触れる機会がほぼない現代社会で、そろばんを習うメリットが見当たらないからです。計算の力をつけたいのなら、１００マス計算やインド式の計算など、もっと実践的な方法が他にもあると思います。

30代女性 (主婦)
実生活ではまったく使うことがないそろばんという道具を使う事に、毎月月謝を払って習い事に通わせるのが無駄に感じるからです。そろばんに通わせるくらいであれば、まだ電卓をや算数の勉強を学ばせた方が実用的だと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

今回はそろばんの習い事は意味ない？に関して調べてお伝えしていきました！

今回はそろばんの習い事としてのプラスの面とマイナスな面をそれぞれの立場から客観的に調べて紹介してみました！